旅行の醍醐味は食にあり、とはよく聞きますが、宇宙旅行は若干違うかも知れません。
■「宇宙日本食」の認証について (JAXA)
随分前のニュースなんで既にご存知の方も多いと思うんですが、こんなメニューなの?って思った方は多いんじゃないでしょうか。
実のところ、JAXA絡みのニュースで、打ち上げ以外でここまで広範囲に報道されるのも珍しいです。それだけ宇宙名物、宇宙食というものに興味がある人が多いって事の表れでもあるのですが、大抵の人にとっては失望させられるニュースだったのではないでしょうか。この食事からすると、宇宙旅行ってのは山小屋一泊みたいなものかも知れませんね。(笑)
いやまぁ、一応これには理由もあるでしょうし、もっと大きな意義もあるんです。
まずメニューですけど、今回の認定食品、妙に魚と甘味が充実していますね。
でも、実は魚ってのは宇宙食では難関らしいんです。
■進化する宇宙食:レストラン顔負けの味を軌道上で (Hotwired Japan)
記事の最後の方で、魚メニューで失敗したことが書いてあります。(笑)
宇宙では味は鈍感になるそうですけど、魚臭には敏感になるのでしょうか。とにかく人気が無いらしいんです。そのせいですかね、ロシアも中国も、聞こえてくる宇宙食は肉系メニューばかりなんですが、いくら宇宙でも、肉ばかりでなく魚も食った方が良いのは間違いないでしょう。
恐らくですけど、西洋から見ると魚食文化の日本ですから、特に魚メニューの採用について強い要望があったのではないでしょうか。
スシを食う日本人なら臭くないサカナ料理が出来るんじゃないか、という気持ちがあったのかも知れませんが、その成果がよりによってサバとイワシとサンマでは、最初にしては少し厳しいんじゃないでしょうか。
……上手い事臭いが消えている事を期待しておきます。(笑)
■源のますのすし、宇宙食への挑戦。 (masu-uchu.com)
こうなると、一日も早いますのすしの宇宙食化が望まれますね。
宇宙でスシが食べられれば、世界から見てもインパクトのあるメニューになるんじゃないでしょうか。
#ただ……空気も光も遮断しても、酢酸による品質変化は止められないからなぁ。
#普通の作り方では、かなり難しいんじゃないでしょうか。
同じような理由で、低脂質な甘味の要望もあったんじゃないかと想像します。その成果がようかんと黒飴では、喉が渇いて仕方無いかも知れませんけど。ちゃんと緑茶とセットでメニューにするってISS管理者が理解しているといいんですが。(笑)
また、肉や副菜(漬物や煮物のような付け合せ系)が全然ありませんが、もう肉や副菜のメニューは充実しているから要らん、という事なんでしょうか。そのおかげで、日本食として全体を見ると、やたらアンバランスかつ貧相なセットになってしまったような気がします。是非とも次回は、すき焼きや牛丼、焼き鳥や筑前煮なんかも認定して欲しいところです。
次に意義の話。
世界で、自力で有人宇宙飛行をしているのは、ロシア、アメリカ、中国の三カ国だけです。当然、宇宙食というのは、有人宇宙飛行をするから必要であり、そのために開発されている訳です。
ゆえに、日本は自力で有人宇宙飛行をしていない、計画すら無いのに宇宙食を開発しているという、やたら珍しい国になっています。
当然、この先には自主的な有人宇宙飛行というものを見据えているのでしょう。今はまだ明確な計画はありませんけど、20年後、30年後の実現のために、宇宙食の開発や認定を行える体制を作っておくのは大事なことだと思います。
ISSがこの先どうなるか不明なところはありますけど、日本主導の宇宙食開発は、これからも続けて欲しいものです。
……できれば、宇宙で居酒屋が開けるくらいのメニューラインナップになるまでは続けて欲しいなぁ。
■「宇宙日本食」の認証について (JAXA)
随分前のニュースなんで既にご存知の方も多いと思うんですが、こんなメニューなの?って思った方は多いんじゃないでしょうか。
実のところ、JAXA絡みのニュースで、打ち上げ以外でここまで広範囲に報道されるのも珍しいです。それだけ宇宙名物、宇宙食というものに興味がある人が多いって事の表れでもあるのですが、大抵の人にとっては失望させられるニュースだったのではないでしょうか。この食事からすると、宇宙旅行ってのは山小屋一泊みたいなものかも知れませんね。(笑)
いやまぁ、一応これには理由もあるでしょうし、もっと大きな意義もあるんです。
まずメニューですけど、今回の認定食品、妙に魚と甘味が充実していますね。
でも、実は魚ってのは宇宙食では難関らしいんです。
■進化する宇宙食:レストラン顔負けの味を軌道上で (Hotwired Japan)
記事の最後の方で、魚メニューで失敗したことが書いてあります。(笑)
宇宙では味は鈍感になるそうですけど、魚臭には敏感になるのでしょうか。とにかく人気が無いらしいんです。そのせいですかね、ロシアも中国も、聞こえてくる宇宙食は肉系メニューばかりなんですが、いくら宇宙でも、肉ばかりでなく魚も食った方が良いのは間違いないでしょう。
恐らくですけど、西洋から見ると魚食文化の日本ですから、特に魚メニューの採用について強い要望があったのではないでしょうか。
スシを食う日本人なら臭くないサカナ料理が出来るんじゃないか、という気持ちがあったのかも知れませんが、その成果がよりによってサバとイワシとサンマでは、最初にしては少し厳しいんじゃないでしょうか。
……上手い事臭いが消えている事を期待しておきます。(笑)
■源のますのすし、宇宙食への挑戦。 (masu-uchu.com)
こうなると、一日も早いますのすしの宇宙食化が望まれますね。
宇宙でスシが食べられれば、世界から見てもインパクトのあるメニューになるんじゃないでしょうか。
#ただ……空気も光も遮断しても、酢酸による品質変化は止められないからなぁ。
#普通の作り方では、かなり難しいんじゃないでしょうか。
同じような理由で、低脂質な甘味の要望もあったんじゃないかと想像します。その成果がようかんと黒飴では、喉が渇いて仕方無いかも知れませんけど。ちゃんと緑茶とセットでメニューにするってISS管理者が理解しているといいんですが。(笑)
また、肉や副菜(漬物や煮物のような付け合せ系)が全然ありませんが、もう肉や副菜のメニューは充実しているから要らん、という事なんでしょうか。そのおかげで、日本食として全体を見ると、やたらアンバランスかつ貧相なセットになってしまったような気がします。是非とも次回は、すき焼きや牛丼、焼き鳥や筑前煮なんかも認定して欲しいところです。
次に意義の話。
世界で、自力で有人宇宙飛行をしているのは、ロシア、アメリカ、中国の三カ国だけです。当然、宇宙食というのは、有人宇宙飛行をするから必要であり、そのために開発されている訳です。
ゆえに、日本は自力で有人宇宙飛行をしていない、計画すら無いのに宇宙食を開発しているという、やたら珍しい国になっています。
当然、この先には自主的な有人宇宙飛行というものを見据えているのでしょう。今はまだ明確な計画はありませんけど、20年後、30年後の実現のために、宇宙食の開発や認定を行える体制を作っておくのは大事なことだと思います。
ISSがこの先どうなるか不明なところはありますけど、日本主導の宇宙食開発は、これからも続けて欲しいものです。
……できれば、宇宙で居酒屋が開けるくらいのメニューラインナップになるまでは続けて欲しいなぁ。