七夕チェーンメール

牧島さんのBlogで存在を知ったんですが、今年の七夕はらせん星雲がちょっとしたブームだったみたいですね。

　●gooブログ評判検索「神の目」

　■さきほど、ナサの天体望遠鏡で撮影された写真が携帯電話に送られてきました...。
　■NASAのハブル望遠鏡撮影「7つの願いをこめて」
　　（上記２つともYahoo! 知恵袋）

一応夏の星雲ですし、７つ願いをこめる事自体は夢があって悪くないとは思うんですが、前振りに変なウソつかれているのが気持ち悪いですね。

　　「3000年に一度と言われている大変珍しい現象です。」

　これは大嘘。

　　「この目を見つめる者には多くの奇跡が訪れるといわれており、」

　誰が言っているのか分かりませんが、ごくごく少数派なのは間違いないでしょう。
　そもそも、この星雲を肉眼で見るのは難しいです。日本じゃ普通見えません。

なんというか……エセ宗教やインチキ科学のような、非常に嫌な響きを感じますね。
七夕に合わせてこういうホラを吹いた、というのなら分からないでも無いですが、信憑性があいまいなままどんどん流れてしまうのは非常に問題があります。

まぁ、コレ自体は特に害も無いからいいんですけど、何せ最近は地獄に落ちるだのスピリチュアルだの氷がどうのだと、何ら考えさせる事無く頭から信じる事だけを要求する風潮がまかり通っていますので、一抹の不安を感じるわけです。
どうせなら、読んでいけば誰でもホラだと分かるような、そんなエスプリを効かせて欲しかったものですね。


ちなみに、この写真の撮影の経緯はこちらに載っています。

　■色鮮やかな宇宙のらせん 惑星状星雲NGC7293　(AstroArts)

別に見ようと思えばいつでも見られる星雲なんです。
確かに撮影の経緯には偶然性もあるみたいですけど、それならしし群に合わせて３３年に一度とでも言って欲しかったですね。（笑）