2021/1/28(木) 晴/曇
今日の最高気温は14°と暖かいが、明日は6°と寒い日になりそうなので昨日続きポタリングに出る。目的地は、荒尾市府本の小岱山製鉄跡とする。
国道208玉名バイパスを通り金山から県道を右折し、更に府本から右折して小岱山に向かう道に入る。
小岱焼窯元が散在する辺りから道は上り坂になり、今日もせっせと自転車を押して歩く。
左側に文化財の説明板(写真1参照)が見えた。梅尾城跡とある。
登ってみたい気持ちもあるが、今日は先を急ぐのでまたの日としたい。
この崖地の上に中世の山城跡(写真2参照)は、広がっているようだ。
道が更に急坂になる辺りの右側に登山者用の駐車場が見える、その先の左側に「熊本県指定史跡小岱山製鉄跡」の石碑(写真3参照)が建っている。
この写真を見て初めて気づいたことだが、路肩の落葉を清掃してある。地元の人の気遣いに感謝致します。
陶製の説明盤(写真4参照)には、「小岱山の山裾から中腹にかけて平安時代から鎌倉時代に及ぶ製鉄遺跡が約30ヶ所確認されている。特に西麓にあたる平山、府本、樺、金山地区に多い。
古代から中世にかけての製鉄は幾度も同じ場所で操業を繰り返しているが、小規模の製鉄炉で鉄を取り出すためそのつど壊される。このため小岱山の各製鉄遺跡でも多量の鉄滓やふいごの羽口、炉壁片などと瓦、土師器などの生活用具が出土する。
金山の大藤1号遺跡のように製鉄炉(平安時代のもの)が完全に発掘されるのはまれである。」とある。
少し山に足を踏み込んでみたが、六反製鉄跡のような史跡があるような様子はない。
枯れ沢(写真5参照)で現状は水が流れていないが、水がある時は鉄穴(かんな)流しを行って、砂鉄を採集していたのかもしれないと想像する。
現在時刻14時、途中で買って来たおにぎりとパンを頬張って帰途に就く。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)38km→小岱山製鉄跡38km→熊本(自宅)
所要時間6.5時間(実5時間) 総計76km 走行累計38,170km
府本御成門
2021/1/24(日) 晴/曇
今日の最高気温15°出発時の気温11°大寒を過ぎたばかりなのに春のような陽気に、10時からポタリングに出る。
目的地は、長洲町指定史跡新塘と、荒尾市府本の市指定有形文化財御成門とする。
現在時刻13時半、若干余裕があるので長洲町を後にして荒尾市府本の「御成門」(写真13参照)に移動する。
九曜紋の立派な建造物(写真14参照)と思う。門だけが切り取られたように建っている。
説明板(写真15参照)には「熊本より植木でわかれ木葉・高瀬町・金山・府本・岩本を経由して筑後三池に至る三池往還は江戸時代初期にも要路であった。街道制確定後は三池街道とよばれ往来者も増えて、府本町は享保元年(1716)には藩主より宿町として許可された・・・御成門と御成間は細川侯の藩内巡視の際の休息所であったといわれる。街道に面して現存する御成門は御成間の入口につくられた門扉で天保二年(1831)六月十四日再建されたものである・・・」とある。
自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。
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