味取観音堂の紅葉・滴水のイチョウ
2024/12/20(金)晴
最高気温12°早朝-1°快晴ではないが、たまに雲が陽射しを遮る程度の暖かい日になる。紅葉も最終盤。見取観音堂のモミジと滴水のイチョウを目的地にして、正午12時から16時帰宅予定でポタリングに出る。
熊鹿ロード北進し、植木町舞尾から国道3を北進する。味取の歩行者信号機を左折すると、種田山頭火の像(写真1参照)が迎えてくれる。
像の後ろの歌碑には、「松はみな枝垂れて南無観世音」と刻んである。山頭火がこの地で坊守をしているときの歌である。
石段を踏んで境内に上がると、右側にモミジのトンネルの風景(写真2参照)が延びる。
振り返って、上がって来た南側のモミジの見事な紅葉の風景(写真3参照)。
もう一段上がると、29番馬頭観音石像(写真4参照)が鎮座する。33観音石像は千手観音が多いが、この馬頭観音は頭が馬頭になっていて分かり易い。
本堂(写真5参照)内の御本尊は観音様と思うが、未だ拝顔した事はない。
本堂から下る石段の頭上もモミジの紅葉(写真6・7参照)に彩られている。
石段を下って、上り口横の斜面はモミジの落葉(写真8参照)で埋め尽くされている。
観音堂を後にして、加茂坂を熊鹿ロード方向に下る途中の民家の生垣に真っ赤に紅葉したドウダンツツジ(写真9参照)を観る。
熊鹿ロードを北進すると、沿線に紅葉したコマユミ(写真10参照)を観る。
熊鹿ロード17kmポスト付近(写真11参照)、赤い葉はハゼ、周りはクヌギの風景。
熊鹿ロード19kmポスト(写真12参照)まで来て引き返し、滴水のイチョウを見に行くことにする。
県指定天然記念物の滴水のイチョウ(写真13参照)は、投刀塚休憩所から遠望して落葉している事は確認済だったが・・・一割方くらい未だ残っている。
阿弥陀堂境内(写真14参照)は、落葉した見事な黄色の葉で埋め尽くされている。
県設置の説明盤(写真15参照)には、「このイチョウは雄株で、幹囲14メートル、樹高は42メートルある。ここは竜雲庵というお寺があった場所といわれ、この木はその寺の境内に平家落人の墓標として植えられたものと伝えられている。現在も阿弥陀堂がある。 樹下には天文2年(1533)の銘をもつ戦国武将小佐井掃部頭の板碑をはじめ板碑、五輪塔がある。 また、昔、門三郎という若者が、この木を切り薪にしようと考えたところ、夢枕に美女が立ち、切らないで欲しいと頼んだ。この美女はこの木に住む白蛇の化身であったという伝説が残されている。」とある。ここを最後にして帰途に就く。
16時に帰宅する。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)19km→植木町豊田19km→熊本(自宅)
総所要時間4時間(実3.5時間) 総計38km 走行累計60,854km