熊本から気ままに山と自転車のブログ

久井原永泉寺跡薬師堂

久井原永泉寺跡薬師堂
2021/6/17(木) 曇

天候は曇り、出発時気温26°最高気温予報29°と蒸し暑いが、明日、明後日と雨予報に今日の自転車は欠かせないと、午前9時半からポタリングに出る。
目的地は、久井原永泉寺跡薬師堂、久井原六地蔵、肥猪の佛照寺、肥猪のシダレザクラとする。

ブログ過去記事の久井原永泉寺跡薬師堂(写真1参照)に、熊本県指定文化財木像薬師如来座像の映像がないので寄ってみた。


薬師如来座像(写真2参照)は、鍵を掛けた扉の中に鎮座している模様。
拝顔できないので、写真は無し。


本尊の横に観音立像(写真3参照)がある。


説明板(写真4参照)には、「永泉寺跡の木像薬師如来坐像(県指定文化財)
本蔵は、像高八八・二㎝、桧材、一木造、彫眼です。大きな肉髻(にくけい・仏の頂にある髪を束ねた所)を持ち、髪際線(かみぎわせん・額などの髪のはえぎわ)の中央はわずかにたわみ、緊張感のある知的な表情、深く彫りこまれた衣文(えもん・衣服のえりもと)線などから判断して、鎌倉時代前期の作と思われます。後頭部の螺髪(らほつ・ちぢれて巻貝のように見える髪)の一部が彫り残され、肉髻珠や白毫(びゃくごう・仏の眉間にある白い毛のことで、光を放つといわれ、仏像では水晶などがはめてこれを表す)も省略され、彩色は施されず素朴仕上げとなっています。このような作例は、わずかながら県内でも数例があります。これは現世利益の仏として薬師信仰に関わるものと考えられますが、あるいは神仏習合思想(神と仏はもともと一体であるという信仰から、神仏をいっしょに祀ること)のなかで神の本地(仏・菩薩の本身)仏としてつくられた可能性も考えられます。いずれにしても、本町に伝来する最も美しい仏像で、平成二年に熊本県重要文化財に指定されました。
永泉寺の由緒は、「国郡一統志」によると文和四(1355)年玉名の廣福寺和尚大智祖継(1290~1366)を開山として建立された曹洞宗寺院です。つまり本尊の薬師如来は、永泉寺の創建を100年以上遡ることになりますが、永泉寺以前の歴史は不明です。(菊鹿町史資料編より)平成22年3月」とある。



久井原永泉寺跡薬師堂
2017/4/30(日) 晴
天候は晴れ。
今日は柳川市中山の熊野神社境内の大藤まつり見物と、みやま市内古墳探訪を目的にポタリングに出る。午前8時出発。
最短距離は、和水町、南関町経由で国道443を柳川市へ向かう。
出発から2時間弱。途中、小休息を兼ねて和水町久井原で薬師堂(写真1参照)を見る。
境内のフジの花が綺麗。


説明板では、ここ久井原永泉寺跡薬師像は県指定重要文化財という。
ならば参拝させていただこうと御堂に上がるが、あいにく仏壇は閉じられていて拝顔出来ず。
地区の由緒書(写真2参照)に、御堂北側に古墳があるという。


塚(写真3参照)は、コンクリートで覆われて塚頂に祠が祀ってある。


県境も越え、新しい国道443バイパスを快調に走り道の駅「みやま」で昼食とする。
昼食の後は、午後からの古墳探訪の事前調査として「みやま市歴史資料館」に寄る。
午後の古墳探訪のブログは、後日に続く。
熊本(自宅)56km→柳川市中山熊野神社58km→熊本(自宅)
所要時間11時間(実8時間) 総計114km 走行累計計20,644km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

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