2016/3/29(火) 曇
仁王塚古墳を後にしてウキウキロードを北に少し走り、「温心館」の看板を見て左折して坂を上る。
仁王塚古墳を含めて本日五度目の山登りとなる。
坂の上は、先日訪れた猫城古墳のある丘陵。ミカン園のなかの農道を西方向へ辿り、地図で確認してきた迫ノ上古墳辺りで自転車を置き、脊梁を目指して山に入るが古墳はない。
更に西に稜線を辿り路を進むが、地形からしてすり鉢山古墳も通り過ぎていると感じ、脊梁部分の北側の路を東に辿る。
農作業中の方に出会い、古墳はないかとお訊ねするとこの先にあるとのこと。
ほんの数十米の所に塚はあった(写真1参照)。
資料では前方後円墳とある。写真左からの道は、前方部を横断しているのか?
塚に上ると「スリバチ山古墳」の標柱(写真2参照)がある。
塚頂(写真3参照)に上ると名前のとおり、中央がやや窪んでいる。
国土地理院の地図では、標高101m地点、白山の半分の標高である。
この時代の生活の基盤は丘陵地か平野部か。
生活の基盤が平野部とすれば、この高さを古墳造成のために通ったことになるが、相当にタフな人々である。
東側に下り振り返る(写真4参照)。
前方後円墳とのことだが、現状は円墳に見える。
道路まで出て再度振り返る(写真5参照)
すり鉢山古墳の場所:(マップファン地図)
更に農道を東に数十米辿ると、迫ノ上古墳の標柱と菩薩を刻んだ石塔(2016.4.1の頁参照)がある。
迫ノ上古墳から南に山を下り、無事に自転車を置いた場所に出ることができた。
再び猫城古墳の近くまで帰って来て、最後は城ノ越古墳跡を探訪する。
宇土市郷土資料室の資料では、「中世に陣を敷いた時に改変されていた。これをミカン園造成工事で削平(写真6参照)した。その時鏡が出土したので調査をした結果、前方後円墳の可能性が大」とあった。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)27km→白山12km→城ノ越古墳跡24km→熊本(自宅)
所要時間8時間(実6時間) 総計63km 走行累計16,187km
猫ノ城古墳
2016/3/25(金) 晴
今日の天候は晴、最高気温予報は15度。午後1時出発。
目的地は、宇土市チャン山(茶臼山)古墳、迫ノ上古墳、すり鉢山古墳の予定だったが、結果は猫ノ城古墳となった。
細川宇土支藩に仕えた歴代侍医帆足家墓所から引き返す道の右手に塚が見えた。
帰宅して調べると「猫ノ城古墳」(写真1参照)であった。
宇土市立図書館郷土資料室のデータ本「宇土半島基部古墳群分布報告」により確認済(2016.4.1)
北側に廻り込んで見る(写真2参照)
かなり掘削されている。
塚頂上り口の左側(写真3参照)には、葺石らしい石がある。
塚頂の祠には、高橋稲荷社のお札(写真4参照)が祀ってある。
昭和42年のミカン園造成工事で削平された城の越にあったものを還座したと、宇土市郷土資料室の資料にある。
塚頂からの景観(写真5参照)は素晴らしい。
宇土市街地がよく見える。
頭上には桜花が咲いている。
この古墳の被葬者に思いを馳せながら暫し景観を楽しみ、帰途に就く。
ヤマトネコ天皇(大王)に関連する史跡であれば、南九州を睨んだ前線の砦だったか?
猫ノ城古墳の場所:(マップファン地図)
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)22km→茶臼山古墳跡7km→猫の城古墳28km→熊本(自宅)所要時間5時間(実4時間) 総計57km 走行累計16,124km
古墳探訪累計:150基
自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。
最新の画像もっと見る
最近の「肥後国の古墳」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事