まだもう少し年末年始の台湾の野鳥写真があります。
台湾・金門島は地理的には中国大陸に隣接していて生物層は大陸系と同一と言えます。
その金門島には台湾固有種のルリチョウとは異なる大陸種のオオルリチョウがいます。
オオルリチョウ
台湾種のルリチョウ31cmに対して大陸種オオルリチョウは33cmあります。
ツグミ25cm・クロツグミ22cm・トラツグミ28cm前後と比べるとオオルリチョウは大型のツグミ類だとわかります。
台湾種ルリチョウとの一番の違いは上半身に白斑があることです。
生態的にはルリチョウと同じで渓流に棲んでいる筈なんですが、
金門島では小型ヤシ類の実を目当てに植物園の林床に現れていました。
警戒心がかなり強くて少しでも動くと凄い勢いで飛んで逃げます。
なので、ブラインドを頭からかぶってじっと座っての撮影でした。
ちなみに、オオルリチョウは金門島では稀な渡り鳥とのことです。
同じく台湾の離島である馬祖ではオオルリチョウは普通種の留鳥で海岸でも見られるとのことです。
参考までに台湾種ルリチョウも載せておきます。
ルリチョウ(台湾固有種)
オオルリチョウと比べると上半身に白斑がないのがわかります。
どちらも光が当たらないと単なる黒っぽい鳥に見えてしまいます。
フォトチャンネルです。
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