昨日、伊勢志摩彫刻会で隣に座った92歳のIさん。
もう10年以上の付き合いになるのだけれど、ずっと耳が遠くて、隣で大声で話さないと伝わらない。
でも、いつもニコニコ。
本当に楽しそうに
「あんたはええわぁ。笑顔がええな。」
と何度も何度も褒めてくれる。
こんな調子で周りを、ええなぁええなぁと
まったく人の話しを聞かずに自由に話し続け、
(聞こえないから仕方がないのだけれど)
自由に振る舞い、いつもニコニコ嬉しそうに帰っていく。
「根付、彫ってますか?」
と聞くと左手の固定する力が弱くて
ちょっと彫り方は変わったけれど、
それでもまだ花嫁さんを彫っているんだと
嬉しそうに話してくれた。
ずっーと話し続けるし、
なかなか会話が成り立たなくて周りは大変だけど、
何があっても気にもせず、
自分のやりたいことをやって、
ニコニコニコニコ、
日々楽しそうにくらしてる。
こういう生き方もまた幸せの一つの形なのかも
なんて思わせてくれる
Iさんなのでした。