大河ドラマ「光る君へ」
以前、徳川美術館で
源氏物語絵巻とコラボした展示をさせてもらったから、
大河ドラマの場面も、もしかして源氏物語のあの場面を表現してる?!
なんて楽しく拝見しています。
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲がくれにし 夜半(よは)の月かな 紫式部
【訳 せっかく久しぶりに逢えたのに、それが貴女だと分かるかどうかのわずかな間にあわただしく帰ってしまわれた。まるで雲間にさっと隠れてしまう夜半の月のように。】
友達に会った時に読んだとされるこの歌。
そうか。この大河ドラマは、紫式部のこの歌をベースに物語が作られているのかな?
その友達が、幼い頃に出会っていた道長という設定なのか!
そういえば、道長の代表的な歌も月が詠まれていたねぇ。
この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる ことも なしと思へば 道長
このドラマでは、月も太陽も光るものは道長を表すのかしら?
なんて、いろんな発見があるから楽しいのです。
さらに、普段こういった考察が本などではそうかな?と発見しても答え合わせができないのだけれど、大河ドラマはみんながSNSで考察していて、それがさらに楽しさを倍増させます。
ドラマを見て、みんなで考察して楽しむ大河ドラマ。
私にとって新しいドラマとの関わり方です。