東海女性職人グループ『凛九』をどんなふうにしていきたいか。
今の個人的な思いは、メンバーにとって
『いつでもある安心出来る帰る場所』
であれたらいいなと思っています。
凛九がいたら安心。
定期的に古巣に戻って、前を向いて成長出来る場所であればいいな、と。
日々、職人をしていたら悩むこともある。一生懸命いい作品・商品を作っていても、お客さんに気に入ってもらえるのか不安でいっぱいになることもある。
そんなとき、凛九に戻れば必ずそれを見てくれる人がいる。
そんな環境が作れたら理想だなと思うのです。
みんなで展示をして、
◯◯さんの作品を見にきたけれど、△△さんの作品のファンになりました!みたいなことがいっぱいあればいい。
あの人のこの人の工芸の話しが楽しくてって輪がどんどん広がったらいい。
今はそれぞれのメンバーが、子供が幼かったり家庭の事情などでなかなか活動が思うように出来ないけれど、それは女性職人だから当然あること。その間に個人個人で活動出来るメンバーは頑張って、活躍して、それぞれの場所で、あの子も凛九のメンバーなんだねって言ってもらえるように。
そして、また集まった時に、頑張っているメンバーがチームを引っ張って、子育てなどでなかなか活動できなかったメンバーがまた頑張れる時に全力で走れるように助け合っていけたらいいな。
凛九は、同じ工芸ではないけれど、ともに伝統工芸を受け継ぐ大好きな仲間で、帰る場所。
そんな場所が作れるように、今は個人の活動を頑張る時だと思っています。