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蠱惑的なビーナス ガツレリア・デ・イタリア ミラノ

2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

★蠱惑的なビーナス 手に持つリンゴも気になる ガツレリア・デ・イタリア ミラノ




 この作品も全二作と同じ作家『ベルテル・トルバルセン』です、1作目は少女、2作目は少年、今作はビーナスです。
 
 題名は”Venus with the Apple ”

 ベルテルは新古典主義の作家といわれています。古典主義は、ギリシャの哲学や神話を基にしたものです。

 ルネッサンス期にも、『フィレンツェ』の『メディチ家』を中心に大きなムーブメントが起こりました。

 「ルネッサンス期」の後起こった、「バロックやロココ主義」が、あまりにも、装飾的でかつ官能的であったのでその反動として、より確固とした荘重性を求めたのが、『新古典主義』でした。




 この作品はギリシャ神話の「美の女神ヴィーナス」が主人公です、前の二作とは異なり、豊満な肉体美を誇る『ヴィーナス』を感じます。

 『ヴィーナス』は手にリンゴを持っています、このことから『パリスの審判』が思い浮かびます、結婚式に招待されなかった不和の女神『エリス』は結婚式の宴席に黄金のリンゴを投げ入れます。このことから「トロイア戦争」が始まります。

 『ヴィーナス』が手を載せている切り株も何か気になります。

 豊満な肉体と美を誇る『ヴィーナス』「新古典主義」の作家にしては蠱惑的に過ぎると感じるのは私だけでしょうか?

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