★サンタ マリア デル グラッィエ教会 ミラノ
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外観はこれまで見てきましたので、今度は内部を見てみましょう、身廊から後陣までです。小さな教会なので、入り口から後陣が見渡せます、主祭壇がなく、後じんの壁に磔刑のキリストが架かっています。
『サンタ・マリア・デル・グラツィエ教会』は『スフォルツァ家』により創建されて1469年に完成しています、その後、ルドヴィーコがこの教会を『スフォルツァ家』の菩提寺にするために改築を行いました。
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オリジナルは『グィニフォルテ・ソラーリ』が設計したルネッサンスゴシック様式の教会です。柱やループはとてもしゃれた感じがします。その後、『ブラマンテ』により改築が進められました。多角形の尖塔のある丸天井もこの時のものです。
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内陣が聖歌隊のいすになっています、パイプオルガンがここに置かれているのは珍しいと思います。
木製のいすや壁のサイディングもとてもシックで好感が持てます。
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この教会の左翼にはドメニコ派の修道院があり、その食堂に『最後の晩餐』があるので、どうしてもそちらに目が行ってしまいがちですが、この天井画も素晴らしいものですからお見逃し無いように。