2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。
★混然一体となった ディオクレティアヌス浴場 ローマ
混然一体とは何でしょう。
実は、今までご紹介した、サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイマルティーリ聖堂は、
ディオクレティアヌス浴場の中に作られた教会なのです。
そしてこの浴場の中にはもう一つ、ローマ国立博物館もあります。
この画像は、教会から抜けて、コリドーの国立博物館を望み、
『ディオクレティアヌス浴場』に向かうところです。
この辺りにたくさんの彫刻が置かれています。
この作品は『トーガを着て横たわっている男性と亡くなった婦人』
と書かれている彫刻です、紀元前1世紀頃作られて物で、
当時はお墓に置かれていたモニュメントのようです。
男性が、(奥さんでしょうか)夫人を慈しむ表情がよく表されています。
こちらは紀元前2世紀頃の大理石の彫刻です、
口の形状からすると、口から水が流れ出していたのではないかと思われますが、
時代が合わないので、この浴場の物ではありませんね。
面白いのでもう一つご紹介します。
次回はあなたと浴場に入っていきたいと思います。
誤解しないでくださいよ。