2021年12月訪問
この地に教会(のようなもの)が建てられたのは390年頃といわれています、4世紀ですね。この教会のサンタ・プデンツアーナ教会というのは、プテンツアーナという聖女に捧げられた教会ということです。
でも、現在そのころの物が残っているのは後陣の上にあるアプシスのモザイクです。
(2021年12月撮影)
401‐17年位の法王ケンティウス1世の時代のものです、
そのことはこのモザイクの中に、奉納した人の名前と年号が記されているからわかります。
ここには10人の使徒とキリストそして二人の女性が描かれています。
あれあれ、キリストの使徒は12人じゃなかったの?
そうなんですが、16世紀の修復の際に10人になってしまったんだそうです。
(2021年12月撮影)
後陣の部分ですが、モザイクの部分以外は1588年の改修の時に
全体的に作り替えられています。
(2021年12月撮影)
ファサードです、かなり古いもののように見えますが、実際は
ナポレオンの甥で枢機卿であった、ルシアンによって再建されました。
とても重厚で素晴らしい教会です、特にアプシスのモザイクは5世紀に
作られているにもかかわらず、巧緻性も素晴らしくデザイン的にも
優れています。
あまりメジャーな教会ではありませんが、私としてはお勧めです。