2020年10月訪問
★結構いいものを食べてた 三内丸山遺跡 青森
従来『縄文人』は粗末なものを食べていたと考えられていました。
しかし、最近の研究でいろいろなことがわかってきました。
『三内丸山遺跡』に住んでいた人が食べていた植物はたくさんあります。
木の実、特にクリ・クルミはたくさん食べられていました。
他で場所多く食べられていたドングリはあまり出土していません。
クリやクルミは、保存がきくので、たくさん収穫して土器で保存しました。
クリは栽培していたと考えられています。この頃か計画栽培が存在していたのですね。
画像は『三内丸山遺跡』の住民たちが使っていた、獣狩りの道具『石槍』です。
ここでは、ムササビや、野ウサギが多く食べられていたようです。
ムササビや野ウサギを狩った矢尻ですね。
ゴミ捨て場からたくさんの動物の骨などが出土しています。
こんな感じで魚もつっていたようです。サメやブリが多かったようです。
釣り針や、ハリ類です、ずいぶんたくさんの種類の道具を使っていたんですね。
魚類、動物類、野菜類、木の実類それぞれの季節で異なった食材がありました。
こう見ていくと、『縄文人』は結構いいものを食べていたということがわかります。
豊かな時代だったのです。