2020年10月訪問
★ドキ土器する 三内丸山遺跡 青森
『三内丸山遺跡』からは実にたくさんの土器が出土しています。
日本最古の土器はやはり青森県の『大平山元遺跡』から出土しもので、
16,500年も前の物なんですよ、今の2020年が8回も繰り返した時間です。
土器の出現も、縄文時代の大きな特徴ではないでしょうか?
そしてこの土器はいろいろな事を物語ってくれます。
従来、『縄文人』は北の方から日本に入ってきたと思われていました、
ところが、青森からも、北九州からもほとんど同時期の土器が出土しています。
どういうことでしょう?
これは、日本において、ほとんど同時多発的に土器が発明されたということではないでしょうか?それはDNAを調べると、青森の『縄文人』は北方人の、
北九州の『縄文人』は南方の人のDNAであることからも分かります。
そして、『縄文人』はこの土器によって実にたくさんの事ができるようになります。
『縄文人』は火を使い、土器を使い物を煮ることができるようになりました。
煮るということは、食べ物を柔らかくするだけではなく、植物から繊維を取り出したり、
漆を取り出したり、貯蔵したり多くの機能がありました。
また貯蔵したり、水を入れてアクを抜いたりするだけではなく、お酒も造っていました。
私はこの土器を眺めているのが好きです、実に美しいのです。
旅に行き遺跡があればまず土器土偶を見ます。『トウハク』にも時々
土器と土偶を見に行きます素晴らしい芸術作品がたくさんあります。
ですが、この土器、土偶にどうして国宝は1点しかないのでしょうか?