2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。
★ゴシック絵画をじっくり見るならココ アカデミア美術館 フィレンツェ
アカデミア美術館 1300年代の間
イタリアの『ゴシック絵画』をじっくりと鑑賞するならここです。
イタリアの『ゴシック様式』は、『ビザンチン様式』を色濃く残しながら
新しい様式を生み出しました。
『サンタ・チェチリアの師匠』『玉座の聖母』1320-1325年頃
制作者は『ジオット』の協力者として同時代に活動していた人みたいですよ。不詳です。
『ビザンチン様式』を色濃く残しながら、聖母の表情や、『キリスト』を包む薄いファブリックの皺や、そこから透けて見える『キリスト』の体の様子が克明に描かれています。
『パチーノ・ディ・プオナグイダ』『生命の木』1310-1315年頃
『キリスト』の磔刑を中心に、木に実がなるように、丸の中にキリストの生涯や、
教義が描かれていると書かれています。
『キリスト』自体も、目をカット見開いた従来のスタイルではなく、体を曲げて、
静かに目を閉じています。表情は穏やかですね。
私が注目したのは一番下に描かれている『天地創造』の書き込みです。
実にそれぞれの動きが、簡素化はされていますがよく描かれていると思います。
眺めていると興味が尽きないですね。