アクション系のゲームと言えば最近ではFPSやTPSが多いですが、
今回購入したHow to Survive(以降:HTS)は、見下ろし型視点です。(マップの東西南北は固定です。)
まずこのゲームSteamでは日本語欄にサポートしていませんと出ますが、
音声は英語であるものの、ムービーなどもすべて字幕有りでメニュー等もしっかりと日本語対応していました。
日本語訳も違和感なし、国産ゲームと遜色ありません。
(最初の起動からこの状態なので、英語が苦手でも安心)
割引時にDLCすべて付いて、¥396-で購入しました。
販売からだいぶ経っているので、かなりリーズナブルだと思います。
最初に遊んだモードはローカル(オフライン)のストーリーモード、ソロプレイ、ノーマル難易度、ゲームパッド使用で
一度エンディングまでクリアした状態でのレビューです。(プレイ時間17時間オーバー)
謎の島(?)に漂着しました、すぐ近くにも弱って動けなくなった人がいます。
話を聞くと、島の住人(?)はみんなゾンビになっています。もちろん協力的ではありません。(笑)
木の枝を一本だけ持って島を探索しながら、脱出方法を探さなければいけません。
そこらじゅうにゾンビが居ます。
遭遇した時に対応するために必要な、武器、防具、そして回復グッズが必要です。
さらに時間と共に摩耗する渇きや空腹そして疲労も溜るので、水と食糧、そして睡眠もとらなければいけません。
お店や宿屋なんか有りませんので自分で調達する必要が有ります。
なので拾えるアイテムを組み合わせて、生き残るのに必要な物を作ったり、食糧を確保します。
このアイテムがそこそこ見落としやすく、よく見ながらやらないと、薬草などの比較的重要な消耗品アイテムも見落としがちです。
初めてまもなくコバックルールと言うサバイバルノウハウの本を見つけると思います。
生きるためのノウハウはその本に従えば大丈夫です。
またアイテムを作り方も、レシピを見つけることによって、サバイバルに有利なアイテムが作れるようになります。
ネタバレになるので詳しく書きませんが、睡眠をとるにはそれ相応の場所を見つける必要があります。
また手動セーブはそこで行うことが出来ますが、基本自動セーブシステムです。
キャラクターも3+1人(+コスチュームの違うパターンもあり)から選べ、
キャラクターによって能力に違いがあり、成長段階で手に入れられるスキル(追加能力)が違います。
ちなみにストーリーはニーナでクリアしました。(ニーナはDLCのキャラクターっぽいです。)
見下ろし視点ですが、操作はゲームパッド(Xinput)で
左スティックで移動、右スティックで上半身を方向転換できます。
簡単に言うと、右スティック併用で後ずさりしながら攻撃したりすることが出来ます。
飛び道具を手に入れると重要な操作になってきます。
Xinputコントローラーはデフォルトで設定がされていますが、
ボタン配列カスタマイズはもちろん出来ます。
時間や天候の概念もあり、天候によって敵との優劣も変化します。
(霧が出てきたりもします、ゾンビもいっぱい出て来て大変です?!)
またゲームバランスが雰囲気を含め絶妙で、
武器や薬、体調が万全の時は多少ごり押しでも行けますが、
ちょっと無理をしたり、準備不足で大群に遭遇すると、フルボッコを食らい即死です。
ゲーム後半まで絶妙な緊張感とバランスの良さが気に入りました。
ただ、ゾンビ物の割には、ノリは明るめです。
緊張感はありますが恐怖感はそれほど高くないゲームだと思います。
またストーリーモード攻略後もほかのキャラクターでも遊んでみたいと思わせるバランスの良さ、
条件ランダムでやり直しが効かないアタックモード、
オフラインでも2人同時プレイが可能など。
意外と長く遊べそうです。
グラフィックは特別きれいといった感じではないですが、ゲームの雰囲気は良く出ています。
念のため、2D表示では無くすべてポリゴン表示です。
4K等の高解像度も対応なのできめ細かい画質で遊ぶことも出来そうです。
ただ最後まで遊んでちょっと残念だと思ったポイントは、敵の種類が比較的少ないと感じた事です。
雑魚の敵のパターンがもう一捻りしたキャラクターがいると良かったと感じました。
CS機でも出ているタイトルのようですが、そちらもDL番が主体で比較的リーズナブルの価格設定になっているようです。
リアル具合や迫力は控えめですが、絶妙なゲームバランスで長く遊べそうな良作品です。
満足度:91/100点