今関東地方では11年前に放送されたドラマ『愛していると言ってくれ』が再放送されている。そのドラマは超有名脚本家、北川悦吏子さんの名作中の名作。みているこっちが胸が痛くなるほどのまさにハマるドラマです。
が、改めてこのドラマを観ると色々突っ込みたくなる所がいくつもあった。先ずは常盤貴子さん扮する「紘子」の住んでいる部屋。紘子は女優の卵で公園の売店などでバイトしながら劇団で芝居の稽古をしている。のに、最寄り駅井の頭公園駅でキッチン&部屋が2間続きのこぎれいなアパートに住んでいる。
これはあり得ない。
少し昔のドラマはいつだってこうして、主人公は現実よりもワンランク上の部屋に住んでいて、東京に上京して素敵な都会ライフを夢見る若者たちのその夢を軽く打ち砕いていた。普通に考えればあの物件が駅から徒歩10分以内にあったとしたら、かなり広いし人気の吉祥寺に近い事も考えると8万くらいはするであろう。劇団の稽古をしながら、時給が高いとも思えない公園の売店のバイトで8万もの部屋に住める訳がない!
さらにありえないのが紘子の幼なじみ、けんちゃんの部屋。デザイナーズマンション並のコンクリート打ちっぱなしのシックな装いのマンション。劇団の裏方の仕事だけであんなマンションに住めるかっ!
あ~、アツミの部屋こそが、通常の夢見る若者の部屋です!それはこのブログでは説明し尽くせない哀愁と名曲『あかちょうちん』的雰囲気がかもし出され、引っ越し屋さんにまで笑われたという恐ろしいアツミの部屋。これが現実。主人公、榊晃次の部屋の事まで持ち出すとアツミは泣きそうなのでやめる事にした。
今年東京に上京した若者よ!現実に泣くな!部屋が狭くても、築年数が古くても、駅から遠くても泣くんじゃないぞ!そこに夢があるじゃないか!広い部屋より夢がある方がずっと素晴らしい!
ちくしょ~、引っ越したい!しかしいいドラマだ。
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