朝から少し口を開けるしぐさをする。おう吐かなと思ったけど、そうでもないみたい。
南の廊下で網戸から少し外を見て、その後洋間の窓辺で病院へ行くまですごしていた。
あうんがいつもいた好きな場所かな~って思って。
病院は9時からなので少しでも早く点滴をしてもらおうと思い、9時に間に合うように家を出た。
9時前に病院に着いたけど、先に3人の人が待ってみえた。
月曜日は混むのかなぁって思いながら車の中であうんをだっこして順番を待っていた。
お手間の患者さんのようで1時間ほど待った。
あうんをだっこして、早く元気ならなあかんよ~っておしゃべりしたり
迷子の迷子の子猫ちゃん♪ って歌を歌ったり…
明日からもう少し大きなかごで連れてこれるように帰ったら作らなくっちゃって思ったり。
背中をなでながら1時間あうんをだっこしていた。
やっとあうんの順番が回ってきた。
院長先生はあくまでも24時間点滴で、夕方連れて帰ることに不満そうだった。
でもやっぱり夕方迎えに来ることにしてもらって
「あうちゃん、がんばるんやよ」と頬ずりして帰ってきた。
1時過ぎ、病院から電話。あうんが亡くなった…。
3時過ぎに来てくださいだったけど、今すぐ行きたいと言って、急いでぶんさんと向かった。
まだ温かくてやわらかくて、しっかりがんばったあうんだった。
きょうは連れて行かなければ良かったと後悔したけど、連れて行かなかったら
やっぱり連れていけばよかったって思うだろうし…。
昨夜は一緒に寝れたし、少し元気にもなったと感じたけど、やっぱりえらかったんだなぁ。
あうん、いっぱいありがとう。いつも癒してくれてありがとう。楽しませてくれてありがとう。
何もわかってやれなかったかもしれないね。
病気になるなんて思いもしなかった。
欲しいままにご飯をあげてまるまると太って可愛いって思ってた。
ごめんね。ごめんね。だいすきなあうん。ごめんね。