あやっぺ日記♪

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読まれることのない手紙

2006-07-14 10:22:20 | わりと真剣な話
いろんな思いが整理できずに1ヶ月が経とうとしています。
自分の気持ちに整理をつけるためにも、
今の気持ちを手紙にして、ここに載せます。
これが今の、精一杯の気持ち。
読まれることはないけど、それでも載せます。


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あなたがいなくなってから、1ヶ月が過ぎようとしています。
私の心の中ではまだ全然整理がついていません。
きっと、誰の気持ちの整理もついてないと思う。

焼香に行ったとき。
到着するまではみんなたわいもない話で笑顔を見せたりもしていたけど
到着して、彼の遺影を見るなり、涙が止まらなくなった。
やっぱり、現実に彼は亡くなったんだなぁって、涙が止まらなかった。

けんちゃんに会いに来るよっていったじゃない。
これから先、いっぱい遊んでくれるんじゃなかったの?

言いたいことたくさんあるのに、出てくるのは涙ばかりで、
「けんちゃんだよ」って言葉すら出てこず、自分が情けなかった。

それからお母さんと妹さんとお話して。
お母さんは明るく振舞って、「あいつはこの世界にはあわなかったんだよ」って
言ってた。
でも…でも…そんなことない。
彼は誰からも愛されて、いつもみんなを和ませてくれたり、笑わせてくれたり。
いなくなってから、すごいたくさんの人が悲しんでいるよ。
こんなにあなたは愛されているんだよ。
こんなにあなたは必要とされているんだよって言いたかった。
お母さんは今はあの子の仕事での話やプライベートでの話を聞きたいけど
今は聞けないって。受け止めて落ち着いてから話を聞かせてねって言われたよ。



前の日に写真を現像に出したらあなたの写真が出てきました。
去年海に行ったときの写真で、とびっきりの笑顔だったよ。
お母さんに渡したらすごく喜んでた。
あの子の写真はほとんどないんですって言われた。
だから、うちにある写真、今度もって行きますって約束したからね。
うちにあるあなたの写真はみんな楽しそうな笑顔で
いろいろな思い出がつまっていて、そのときのことをリアルに思い出されます。

けんちゃんがうまれたあと、電話をくれたよね。
出産おめでとうってわざわざ電話くれてありがとう。
後日お披露目会するからって言ったのに、テレビ電話で見たいってわざわざ
テレビ電話でかけなおしてくれて。
でも、けんちゃんに会わせたかった。
けんちゃんを抱っこしてほしかった。
けんちゃんの世話でいっぱいいっぱいになってて、メールできなくてごめんね。
もっと話をしたかったよ。
つらいのわかってたのに、ごめんね。
あの時電話をくれたのは、本当は何かつらかったんじゃないかとか。
もっと早くにお披露目会の日を決めてメールしていればよかったとか。
後悔ばっかりがあとからあとからあふれてくるよ。

お母さんがね、
「最後の顔を見たときに、あの子が産まれたときの顔を思い出した。
 それくらい安らかな顔だったのよ」
って言ってた。
最後にあなたが見たもの、考えたこと、まだ聞けてないけど、
最後に美しいものを見れた?
最後に安らかなことを考えることができた?
最後は幸せだった?
今はほっとしている?

もうあなたの歌声も聞けない。
もう「姉さん」っていう元気な呼びかけも聞けない。
一緒に笑うこともできない。


みんなみんなあなたの早すぎる死にショックを隠しきれないよ。
こんなにもあなたは愛されていたんだなぁって、痛感させられたよ。
うちの旦那さんが言ってたよ。
「大事なものはどうして失ってから大事だと気づくんだろう」って。
これからうちらはどうしたらいいのか、わからないよ。
あなたのために何ができるだろう。
もう二度と大事な人を失わないために何ができるだろう。
そんなことばっかり考えてる。
あなたのことを思い出すためにみんなで集まりあったりしてもいい?
あなたとすごした思い出をみんなで語り合ったりしてもいい?
ちゃんと、あなたの席も、お酒も用意するからさ。


みんな、みんなあなたのことが大好きだったよ。
コメント (3)
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