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有松鳴海絞大須賀彩の【日常彩り日記】

熱心に学ぶルシアナさん

よく聞かれるのは教室とかはされないのですか?
そうですね。徳川美術館作品展からの四間道の絞り展からのバタバタのアトリエオープン。
年明けには大学講師が始まり2コマ15回の計30コマの授業。
新しいことは、、、もうとりあえず始めれられない!
そんな理由です。
ずっとお断りしていたアトリエでの絞り教室です。ワークショップとはわけが違う、手取り足取りの数時間かけての指導。流石に今の私には無理でしょ。。。

4月のある日

一人の外国人の方がアトリエにワークショップに来られました。
話を聞くと、どうやら絞りを勉強したいとの事。
カタコトの日本語で必死に伝えるブラジル国籍のルシアナさん。

正直、心打たれたんです。




私もどこまで教えられるかわからないですが、頑張りましょう!と英語での絞り教室がスタート。
毎週火曜日に来ていただき、まずは基礎から絞りの技術を伝授致しました。






基礎と言っても絞り染めは一つ一つの決まり、規則、決まった手の動きがありとっても難しいのです。
6月末にはカナダへ行ってしまうとの事。
2ヶ月でどこまでできるか。。。

内容は、大学で教えているカリキュラムと同じ物を課題として、

初めは学生さんの方が上回っていた技術ですが、次第にルシアナさんはマスターし、いつしか日本人学生には負けないほどの技術が身に付いてきました。


本当に熱心で素晴らしいです。














のように出る課題もしっかりこなしており、1つのハンカチも何度も何度もやり直して、何日も何日もかけて、ここまで努力できる人って少ないなぁと感じました。。
彼女のまっすぐな姿勢を見て『本当に絞りが好きなんだなぁ』と感じます。
私も刺激をいただいています。




カナダで、有松鳴海絞を見かける日がいつしかくるかもしれませんね^o^
ワクワク


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