ブックメモリー

とりとめなく書いてます(/・ω・)/ブーン
読んだ本の感想、作家について、日々考えていることなどなど。

ファンの定義ー小説家編(仮)ー

2019年10月29日 21時25分18秒 | 読書

ファンの定義」についてずっと前から悩んでいる。
ブックメモリーなどというたいそうなブログ名にしておいてまだまともに本のことに触れていないのはこれも原因だ。
と、言い訳をしておく。

そもそも私ごときが批評をしていいのか・・・と悩んだときに必ず「私はこの小説家のファンなのだろうか?」と同時に悩む。
ぐるぐるその思考から抜け出せず、抜け出そうともせずくだらない妄想ばかりをブログにアップしているこの状況はやはりよくない。
そこで、自分なりの「ファンの定義(小説家編)」を作ろうと思う。
まだ(仮)だが以下の通りである。

小作家編(仮) ①~④をすべて満たしていること。

①作家の名前を認識している。
1)外国人作家のミドルネーム(や父称それに準じるもの)、ファーストネーム等はオマケで知らなくても良いこととする。
例:レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ、スティーブン・エドウィン・キング等
②その作家が好きである。
③5編以上、初めから終わりまで読んだことがある。
1)世間で評価されているあるいはその作家の代表作を含んでいる必要はないこととする
2)5冊未満しか作品がない場合はすべて読んでいること。
④その作家の作品を5冊以上購入したことがある。
1)できれば新品が望ましいが絶版本などもあるため中古本も含む。
2)購入した本については途中で挫折しても数に含めることができることとする。
3)図書館で借りて読んだ本についてはカウントできることとするが、挫折した場合はノーカウントとする。また図書館の本を含める場合はかならず1冊以上は購入した本を含めること。すべて図書館で借りた場合は不可。
4)刊行本が5冊に満たない、あるいは手に入れること・借りることなどが極めて難しい場合はこの限りでない。
5)『○○をテーマにした短編集』なども含めることができるが、0・5冊カウント

<その他>
・ある1冊を読んで感銘を受け、他の作品はあえて読みたくないなどという場合は「その作家のファン」ではなく「その作品を崇拝してる状態」とする。


さて・・・本棚を整理しなければならない。
私がファンである作家は何人いるのだろう?

2019-10-29 21:25:18 初投稿
2019-10-30 20:49:57 追加・修正





読書と周囲の目/本が好きと自称して一番嫌な思いをしたできごと

2019年10月15日 20時01分04秒 | 読書

半分私怨の入った愚痴になってしまうのですが、人が読んでいる本のカバーを勝手に外して何を読んでいるのか確認すること。
これ、酷いプライバシーの侵害ではないでしょうか。
個人的には手帳を見られるより恐ろしいことで、正直人の本のカバーをむいちゃう人の気持ちはわからないです!
だいたいそうやって見たがる人に限って「わーお!あんた変な本読んでるね」とかひどいこと言ってくるんですよね 笑

これは小~中学生のときによくやられていたのですが、流石に大人になると被害は減って行きますね。
オトナになるって良いことです。
頑張れば自分で好きな本も買えるんです。親から「そんな本は買わないよ!棚に返してきなさい!」などと死刑宣告されることもありません。


「本を読むことがスキ」というのも、さならが格闘技のようにさまざまな種類や流派があって、
読書好きを称する者同士が集ってもなかなか話がかみ合わないものです。
私のようにさらっと読んで1人であれこれ妄想をしてえへえへ喜んでいる人、作者の生い立ちなどディープに研究したい人・・・
格闘技でいえば柔道であっても、ムエタイであっても、ボクシングであってもそれぞれ我こそが一番だ世界最強なのだと信じて日々厳しい練習をしているのです・・・たぶん。
それぞれに神がいて天使がいて、神話があって、聖書があって・・・

何を言いたいかと言えば、ちょっと奇妙そうな本を読んでいるからといって変人の烙印を押さないで欲しいのです。
あんたは変な本しか読まないだの、
変な本しか読んでいないからそんな変なことしか考えつかないだの
そんな本ばっかり読んでいないでもっと明るい本でも読んだらどうなの・・・等々

心配になる気持ちもわかります。自分でもちょっと思い当たるところもあります。
でも・・・もう良いじゃないですか。
だって趣味なんですからぁ!


最後に本が好きと自称して一番嫌な思いをしたできごとについて。

面接官の方:「読書が趣味とのことですが、今まで感動した本だとか好きな本ってありますか?」
私:「はい!」

こちらも趣味だとおおみえきった手前、答えましたとも。あんまり好きな本について語るのは得意ではないんですが、面接です。
そりゃ張り切って答えますとも。
それにしたって相手方だって聞いた以上、表面上だけでも「アラー!ステキ!」と適当にあしらうのが礼儀ではないでしょうか?

「あ、こいつ危ない奴だ。なしなし!絶対なし!」というのは心の中で思えば良いことです。
その場で顔に出すのは反則です。
例え相手が『わが師折口信夫(加藤守雄著)』の折口先生の情熱的な求愛について熱く語ったとしても、『トウモロコシ畑の子供たち(スティーブン・キング著)』がいかに怖かったか力説されても・・・


2014-07-18 21:56:51 投稿
2019-10-15 19:58:07 大幅修正・加筆


吉村昭との出会い

2019年10月14日 00時22分06秒 | 読書


吉村昭という作家を知ったのは、受験のとき。
現代文のテスト問題として、さながら稲妻のようにわたくしの前に現れたのであった。
授業そっちの家で、いつか全文を読みたいと作家名をメモをしたが、そのメモをなくし、長い間胸のつかえとなって非常に苦しめられた。
再会できたきっかけは思い出せないが、とにかく嬉しかったことだけは覚えている。

本題とはそれるのだが、現代文の問題は中途半端に文章をのっけるから腹立たしいことこの上ない。
問題解かなきゃいけないのに、話がたまらなく興味を引かれるものだった場合、ものすごいフラストレーションになる。
責任とって全文載せて欲しい。引用する側にそれくらいの意気込みはないものか?


吉村昭の本は現在でも本屋に行けばたくさんならんでおり、著書を手に入れるのは簡単だ。
だが、それはほとんど記録文学ものに限られる。
どうしても欲しいとずっと思って探していた吉村昭のある短編集は、どこの本屋に行ってもない。
(さっさと聞けば良かったのだが)ある日書店の店員さんに声をかけてみた。店員さんはわざわざ
他の店の在庫も見てくれたようだが、返ってきた言葉は「絶版」と何とも悲しいお言葉。

結局アマ○ンのお世話になりました。最近はメル○リなんかも便利ですね。


記録文学を否定するつもりはないのだけれど、吉村昭の作品については記録文学以外の短編がとても好きで心を揺さぶられる。
どの作品が好きかということはこれからたくさん書いて行きたいなと思うのだけれど、一方で短編やエッセイは似たような話が
多くちょっと「あれ?」と思うこともあるのでそれについても書いていけたらな、と。
また、記録文学と歴史書の違いがイマイチわからなかったので、ブログにちまちま書き綴りながら勉強していければ。

ちなみに私の吉村昭、最近の激押し一番星は『老人と柵』。
「蛍(中公文庫)」という短編集に収録されています。






夢野久作

2019年10月13日 22時26分39秒 | 読書
常日頃から考えていることなのですが、ひとりの作家について何作品を読めばその作家をよく知っていることになって、大ファンだ、と名乗れるのでしょうか。

全部なめまわすように読めれば一番か?
でもいくら好きな作家とは言え、1ページ目で盛大に挫折したり、30ページ頑張って読んで無理だと思ったり、頑張って読んだけど全然面白くなかったと思うものもあるわけで・・・
そのときの自分に合わない文章読むのってそれこそ苦痛でなんのために読んでいるのかわからなくなりますし。


夢野久作を知ったのは、某ラジオ放送の読み聞かせで。意図して毎日同じ時間に聞いていたわけではなかったけれど、自然と耳に入ってきて引き込まれたのはこれは運命だなと(笑)

夢野久作は知り始めたころいろいろミラクルが起きて、夢野久作が気になったとたん、面白いよう夢野情報が私の周りに集まりはじめたのを覚えています(売り出しでもしてたのか?)


なんだか不思議な話が多いし、不思議な出会いだったからか、夢野久作の作品で「読んだら発狂する」とか怖いあおり文が書いてある某書は、怖くていまだに読めていません笑

同じく読書好きの友達は大丈夫だったらしいですが、友達が大丈夫でも私が大丈夫とは限りませんし!
でも、あ、夢野久作好きですよ、良いですよねーという話になったときに、某書読んでないことがばれて
え、夢野久作好きって名乗って置いてあれ読んでないのぷぷー なんて、言われたら妾、トッテモ悔しいなァと思ってみたり。


2019-10-13 22:26:39 追記

ただ、本当に「ファン」の定義って難しいですよね。
これは作家だけでなく、好きな歌手についてもよく思うんです。好きな曲はたくさんあるけれど、もちろん受け付けない曲もある。
だけれどやっぱり好きで、定期的に聞き直すんですけれども。でも、あんまりその歌手さんにお金を落としていないんですよね、私。
ライブにはもちろん行ったことがあるけれど、3回だけ。
新曲を最近買うこともなくなったし・・・かといってグッズを買うわけでもなく・・・
それでもファン歴15年と名乗ってもよいものでしょうか?
あなたを好きといっても良いですか?