ブックメモリー

とりとめなく書いてます(/・ω・)/ブーン
読んだ本の感想、作家について、日々考えていることなどなど。

雑談マスターへの道ーどんなこともレベルは1からー②

2019年11月13日 19時02分18秒 | 体験

雑談レベル1.23/100ぐらいになった今日この頃私は「寒いですね」という言葉を自ら発せるようになった。

何をそんな苦労しているのかとつっこみたくなるだろうが、それくらい職場での雑談は私にとって大変なものなのだ。
直ぐショートする脳みそで考えた結果、会話中の空気が読めないということが原因の一つではないかという説を採用するに至った。

私は主に、いつ声を掛けようかとか、今相手が怒っていないだろうかとか、こんな話題で大丈夫だろうかとかそんなことを心配している。
それはむしろ空気を読み過ぎなのではと、思われた方もいるだろう。
確かにそうだ。私は話しかける前の空気を読み過ぎている。
だが、問題はあくまで会話中の空気なのである。

例えばZさんが上司の愚痴を私に漏らしたとしよう。
Zさんが欲しいのは恐らく共感である。だが、会話中の空気が絶望的に読めない私がこの会話の受け答えをするとこうなる。
Zさん「ほんとあいつ、嫌い!仕事できない、マジ使えない!」
私「いやー、でも課長、この前お花のお水替えてくれてましたよ。そういうところまめですよね。あははは」
Zさん「・・・・・・」
私「ははは・・・は・・・」
※会話は例です

とにもかくにもこの「会話中の空気の読めなさ」からすべては始まっている。
つまり、
第一段階:会話中空気が読めなさすぎて会話がかみ合わない
第二段階:こいつなんかめんどくせーと避けられる。あるいは疎まれる。無視される。
第三段階:無視されるので話しかけるのが怖くなる
第四段階:私のメンタルライフゼロ
というあんばいだ。

身から出た錆と言えばそれまでだ。
だが、人の悪口で盛り上がるくらいならボッチでいた方がマシであるのも事実。
いや、これでは私がなんだか良い奴みたいではないか。
私は決してそんな善良な人間ではない。人を妬んだらそれはそれは酷い
決して心は澄んではいない、むしろ人よりドロドロだろう。
・・・しかし、やはりこの歳になってしまってから嗜好を変えるのは難しい。
せっかくもらったおいしいお土産の御菓子について、いつも同じようなもので飽きただとか、配る時間がオカシイだとか
センスがないだとか、そもそも○○君はどーのこーの。
そんな難癖に同意しなければならないくらいなら、やっぱり無視されている方がマシだろう。
でも無視されていると、やっぱり人の子なので私も辛い。
要するに私はchicken野郎なのである。

ついては、結局必要なのは強靭なメンタルということになってくる。
だがその前に、周囲の人々に大変恵まれた今の職場に感謝しつつ、雑談マスターへの道を地道に歩んでいくことが先決だ。
そういうわけで、私はまた明日も頑張って職場の人に「寒いですね」と話しかける。
「寒いですね」のあと「寒いねぇ」と返ってきたあとの返事はまだ考えていない。
明日の出勤中に、一生懸命考えることにする。

おばけを見た話ーまた来るならランチ時にー

2019年11月06日 18時34分50秒 | 体験


タイトルには「おばけ」と書いてしまったが少々不正確かもしれない。
正確には「地球外生命体のようなもの」だった。

もう○年前になる。中学生だった私は懲りずに定期テストの一夜漬けに励んでいた。
本格的に暑くなる少し前、夜とても過ごしやすい時期だったことを覚えている。
やっと諦めのついた深夜、正確な時間は忘れてしまったがもう寝ようと電気を消し、当時はCDラジカセで音楽を掛けながら寝るのが好きだったため、切タイマーセットを忘れずにスイッチをいれる。

ウケを狙いたいわけではなく、そのとき丁度―今も大好きなのですが―GLAYにはまっていた。発音だけとはいえなんと言う偶然だろう。
流れていた曲は「グロリアス」だったか「とまどい」だったか・・・そう言われると「Be With You」だった、そんな気もする。「Way of Difference」は時期が違う・・・
ともかく、彼(あるいは彼女)ははじめ、天井に居た。
さて、寝るかと仰向けにベッドに横になってふと天井を見上げると、透明なアメーバがうねうねとそこを這っていた。

私はとまどった
人間、あまりにも予想外なことが起きるとどうもとまどうらしい。
不思議と怖いという感覚はなく、彼(あるいは彼女)の動向を目でおう。彼(あるいは彼女)は天井から今度は壁側面にうねうねと這い続ける。
どうも私の近くに来ようとしているらしい。
そこで私ははっとして、一応逃げようと思いたった。ベッドから抜け出し、父と母のいる寝室に行った。
私がドアを開けるとと同時に、些細な物音でもすぐに目を覚ましてしまう母が、イラッとした様子で目を開ける。
どうしたの、という母に私はいう。
「母さん、おばけが居た
「・・・・・・・・・・」
母は、いよいよこいつはダメだという顔をしたがその晩は一応横で寝かせてくれた。
その行動を考えると、私はやはり怖かったのだ。さきほどとまどったと言ったがそれは恐怖のメーターを振り切ったためだったのだろう。

よく朝起きて日差しが差し込む部屋にいくと、もちろんもう彼(あるいは彼女)はいなかった。
結果、中学生なのにお化けに怯えて親の布団で寝たという恥ずかしい事実だけが残ったのである。

彼(あるいは彼女)がなぜそのとき私に会いに来たのか。
もし悪意がないのであれば今またやってきて聞かせてほしいな、とふとこの出来事を思い出して思った。
だが一つお願いがある。
来るなら夜ではなく、昼にして欲しいのだ。平日ならランチ時だ。
怖いからではなく、私はいま夜は週7日死んだ魚のように寝ている。夜更かしなどできる体ではない。
例え揺さぶられようと気が付くことができないのが申し訳ないからだ。
それから一応仕事していて、お昼休み以外はなかなか私的な行動を起こすことが難しい。
来てもらうからにはお茶ぐらいお出ししたいので事前の連絡もどうぞお忘れなく。


※ちなみに彼(あるいは彼女)が「私は地球外生命体です」と名乗ったわけではない。
地球内生命体であるかもしれなかった、とこの文章を書いている中で気が付いたので「地球外生命体のようなもの」と記すことにする。

壱日断食体験記 補足と反省

2019年11月04日 22時15分43秒 | 体験

プチ断食を敢行→失敗という貴重な、二度とは繰り返したくない体験をしたので、せっかくなので総括を。
私の一日断食体験については11月1日の記事にて。興味がある人もない人もどうぞ。

<プチ断食の目的>
・最近食べ過ぎていた
・便通を良くしたかった

<開始~断念まで>
起床時間:7時過ぎ
断念した時間:19時半頃

<おおよそ心境の変化>
(朝起きてから)お腹が空いた→唯一飲める水を飲みのみ、一日のんびり読書を楽しむはずだったがそれどころではない→ご飯のことしか考えられない→家にいるのが辛い→外に出ても道行く人が朝ご飯を食べ、これから昼ご飯を食べるのかと思うと憎い→うちにそそくさと帰る→テレビでも見ようとつけるがマッ○やドミ○ピザのCМが襲い掛かって来る→もう何もする気力がわかない→テレビを消して布団に入る→起きているとご飯のことしか考えられないので起きてもまた寝る→いよいよもう眠れなくなって起きる→少し体を動かそうと散歩に行く→気力が続かずすぐ戻って来る→無理→もう無理


<個人的な断食のメリットとデメリット>

メリット
・「空腹は最高のスパイス」を実証できる
・しばらく本当にご飯がおいしい。何を食べても
・日ごろの食事についてよく考える良い機会になる
・自分がいかに食べ過ぎていたか自覚ができる

デメリット
・お腹が空いて力がでない・・・と刷り込まれているため、本当に力がでない
・寝ている間は空腹を感じないのでとりあえず寝たい、と寝てばかりになる
・本を読むどころではない
・反動が酷い。その後一週間は食べられるときに食べなきゃ!という思考になってしまい、健康になるどころか・・・


反省点
・いきなり水だけはあまりにも無謀であった。単純に量を減らすとか脂っこいものを避けるとか、やり方はいくらでもあったはずだ
・最低でももう1人道連れにするべきだった。友達同士や夫婦2人でやればおしゃべりができるのでまだ空腹感が緩和できるかもしれない
ただし空腹のためイライラするのでケンカになる可能性も大。人に迷惑を掛けたくなければやっぱり1人でやるのが正解


規則正しい食生活は一日にしてならず。
まだ反動に若干苦しむ日々。






壱日断食体験記

2019年11月01日 23時15分25秒 | 体験

最近食べ過ぎに悩んでいた。
冗談ではなく一日4食分食べている。肌荒れも酷いし便通も悪い。
丁度予定もなくのんびり過ごせそうな休みがあったこともあり、プチ断食をすることにした。

ルールはふたつだけ。
①プチなので1日のみ
②水だけは好きなだけ飲むがそれ以外はその日寝るまで一切口に入れない


以下、その体験記である。

前夜:なんとなくそわそわする。18時までにゴボウと鶏肉の煮物をドンブリ半分食べて食事は終了。
   その後はゆっくり過ごし、24時ごろ眠った。

朝方:悪夢を見る。恐怖の二本立て。しかしあまりにも支離滅裂な内容なため割愛。

6:47 トイレに起きる。お腹が空いている。でも私、頑張ってる♡という悦に浸ってやろうと決意。
7:19 起床。断食スタート!取りあえず今日は水だけだ!
    主人の食事を用意し見送ったあと、トイレに行き体重を測る。お腹が空いた。
7:30 スマホの乙女ゲーを起動。展開に納得がいかず、お腹が空いていることも相まって精神的に不安定に
    しょんぼりした気分でいくつかの家事をこなす。
8:50 9:00から散髪を予約していたので出発。お腹が空いた。
9:02 2分遅れで到着。すごく眠そうな店員さんがでてくる。お腹が空いた。
9:40 散髪終了。相変わらず店員さんは眠そうだ。この店員さんは朝ご飯を食べたのかと思うと腹が立った。
10:30 ぶらぶらしてから帰宅。水を飲む。便がでない。掛け布団を干す。お腹が空いて力がでない。
10:40 水を飲みのみ、茶碗を洗う。ご飯を食べていないのですぐ終わる。切ない気持ちになる。
10:55 布団で横になりながら、スマホで育成系ゲームをする。
    仕事休みの日にこんなだらだら何やってんだろ・・・いや、断食体験してんじゃん!とちょっとテンションが上がり始める。
11:05 今のところ、散髪する用事があったのと便視気味なのとで空腹の辛さはまだ来ていない・・・わけがない
    ご飯を食べられないので力がわいてこない。寝ることにする。 
17:30 この時間まで延々寝たり起きたりする。
    空腹感がどんどん酷くなってくる。起きているとご飯のことしか考えれなくなるので水を飲んで寝る、の繰り返しをする。
18:30 プチ断食のときには軽く運動をすると良いとのことなので、空っぽな体にムチをうって無理やり散歩にでかける・・・

その後の経過

19:30頃 家に戻って来る。
     ふらふらしてもう無理だと悟る。
その次の瞬間、冷蔵庫に飛びつき・・・私の断食体験はそこで終了となった。


皆様はぜひ無理と悔いのないプチ断食を。




圧力鍋と私ー世代を超えた呪いー

2019年10月31日 18時22分29秒 | 体験

※圧力鍋は使い方さえ間違えなければ大変便利な調理道具です
また、私が圧力鍋を使いたくてしかたないということを心の片隅に置いていただければ幸いです。
いかなる圧力鍋も否定する気はありません。
以下は半分ネタです。皆さまは楽しい圧力鍋ライフをお送りください。


私は呪いにかかっている。

それは、圧力鍋を使うことができない呪いである。
この魔法のような調理器具を使えない呪いを私にもたらしたのは何を隠そう私の実の母だ。
しかし当の彼女は圧力鍋を使いこなす。
なぜか。それは、彼女が私に呪いを移したからだ・・・あまりにも有名な映画『リング』(原作は小説。鈴木光司著)のようではないか。
なんと恐ろしいことだろう、彼女は圧力鍋を使いたいがために娘の私を犠牲にしたのだ。

・・・そのとき、鍋が爆発したのよ。爆発してバーンて・・・鍋が垂直に真上に吹っ飛んでね、それからね、
お米がわあって同じく真上に吹っ飛んだの。お米粒がね、換気口に張り付いて・・・からっからに干からびてもしばらく落ちなくってね・・・本当に本当に怖かったわ・・・

これは母から聞かされた母の母(つまり祖母)の圧力鍋失敗談である。
この母の思い出話で、私は呪いにかかってしまった。聞いた瞬間その場にいた筈もない私がまるで実際現場を見たかのような鮮明な映像が頭の中を駆け巡った。
以後、私は圧力鍋を見ると酷く怯えるようになった。

冷たい言い方になるが、非は祖母にある。
聞くところによると祖母は単純に使用方法をミスったらしい。鍋蓋が横ではなく上に吹っ飛んだだけ儲けものだろう。
そう、圧力鍋は悪くない。だからこそ(恐らく壊れたその祖母の)圧力鍋は無念だっただろう。
それで、せっかくなので私たちを呪うことにしたのだ。

今となっては激しく後悔しているのだが、私はこの呪いを職場の人に移してしまったことがある。
しかし移したはずなのに、私の呪いは母とは違い、解けなかった。
なんていうことだろう。これでは本当に『リング』と『らせん』まんまのオチである。
※『らせん』も鈴木光司著。気になる方は映画も良いですが、ぜひ小説もどうぞ。

私は今でも旦那が使いこなす様子を少し離れたところからそっと見守っている。この呪いはいつ解けるのだろう。
否、それより・・・私は友達や子供にこの話をせず、一生を終えられるだろうか。
もはや私は呪いを移せない。この呪いは変質して耐性をつけてしまい、感染させてももう私がいち抜けできるわけではない。
でもどうしたらいい。私は圧力鍋を使いたい・・・野菜がすべてとろっとろにとけこんだカレーを作りたい。
この「ループ」から、私はいつ抜け出すことができるのだろう。

うっかりブログに公開してしまったが・・・別に悪意はないのだ。
たぶん。