驚きの白

■いつからだろうか、洗濯洗剤が液状なものになった。
昔は粉のやつを洗濯機にカップでガブガブ入れていた。
これで汚れを落とすんだ、、入れれば入れるほど落ちるんだ、
キレイになるかならないかは自分次第なんだ、、、、
という手応えのような責任のようなものがそこにあった。

ところが、今はちっちゃ～～いキャップの底の方にある
ラインまででこと足りてしまうという。

それはそれで良いことだとは思うが、
キャップに半分ほどの洗剤を投入してみるとどうだ。
大さじ一杯くらいの洗剤がいとも簡単に水に染み込んでいく。

味気ない。ほんとうに味気ない。
これで私の仕事は終わりかという無力感。
やりきれない。

「あとはこっちでうまくやりますから、
そっちで休んでいてください、、」
とでもいうような洗剤からの無言のメッセージ。

こうしてだんだん自分の関われる部分が少なくなっていくという
寂しさがそこにはあるのであったのだった。
オレも一緒にがんばりたいんだよ。
洗剤入れるだけですけれど。

■さあ、今日もいろいろ頑張ろう。

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