暖冬の今年、
ひときわ風が冷たい日だった・・・
買い物帰りのいつもの路地。
澄み切った青い空に、紅梅が美しく映えていた。
甘酸っぱい香りが、心をくすぐる。
しばらく見とれていると、
満開の薄紅の花の中で、白いワッカがくるくる動いている。
目を凝らすと、萌黄色のめじろが二羽、花の中に遊んでいた。
口笛を吹いてみたけれど、チラリともしない。
警戒心も抱かずに、夢中で密を吸う小さきもの達。
こんなに小さい・・・けれどその生命力は強く逞しい。
めじろの小さな命を愛しく感じた。
私が今ここにあること、この生もまた愛しく想い、
ぎゅっと私を抱きしめた。
帰宅して、
朝一番に友人に貰った「梅餅」と緑茶を頂いた。
嬉しい偶然・・・ほんのり春の味がした。
2月の終わり、風はまだ冷たいけれど、
早春の情景をみつけた日。
ひときわ風が冷たい日だった・・・
買い物帰りのいつもの路地。
澄み切った青い空に、紅梅が美しく映えていた。
甘酸っぱい香りが、心をくすぐる。
しばらく見とれていると、
満開の薄紅の花の中で、白いワッカがくるくる動いている。
目を凝らすと、萌黄色のめじろが二羽、花の中に遊んでいた。
口笛を吹いてみたけれど、チラリともしない。
警戒心も抱かずに、夢中で密を吸う小さきもの達。
こんなに小さい・・・けれどその生命力は強く逞しい。
めじろの小さな命を愛しく感じた。
私が今ここにあること、この生もまた愛しく想い、
ぎゅっと私を抱きしめた。
帰宅して、
朝一番に友人に貰った「梅餅」と緑茶を頂いた。
嬉しい偶然・・・ほんのり春の味がした。
2月の終わり、風はまだ冷たいけれど、
早春の情景をみつけた日。