気ままに良い旅

何気ない日々の暮らしと趣味の山旅・国内旅行・海外旅行を思い出とともにつづります

心に残る人(もう逢える事は無いでしょう) 1

2019-07-29 11:27:32 | シルクロード、バイクツアー
心に残る人(もう逢える事は無いでしょう) 1

2007/08/21 23:21


彼の名前はSoklov Boris Alekseevich
カザフスタン生まれの22歳
シルクロード・ツアーでカザフスタン
を走った時のツアー会社 SILK OFF RUDA
のメカニックスタッフである。


僕達は彼のことをボリスと呼んだ。
耳にはピアスだらけ、左上まぶた斜め上にも
ピアスが貫通している。
もちろん、腕にも、胸にもタトゥー
一見すると怖いヘビメタ兄ちゃんのようだ!

しかし、彼のバイクにかける情熱は本物だ
シルクロードの灼熱は思った以上にバイクに
負担をかけ次々とトラブルに見舞われる。しかし
彼はその都度冷静にトラブル箇所をつきとめ
修理してゆく。




しかし、最後にはセルモーターがいかれたバイク
とバッテリーが完全にあがってしまったバイクの
2台は部品交換しなければ直らない。どうしたか・・・彼はエンジンを掛けるのにそのつど押し掛けをした。時には皆でバイクを押し、時には崖を急降下しエンジンを掛けてまた崖を駆け上ってくる。タクラマカン砂漠をテリトリーとする彼にとって
これくらいの事はなんでもないのだ。

そんな彼の頑張りを見て、皆バイクを労わって
走るようになった。そしてカザフスタン最後の夜
スタッフとの食事会で僕達はめいめい彼に感謝し
抱擁した。

宴が進みアルコールの力も加わって、「お前彼女は?」
と誰かが切り出す。彼はニコッと笑い財布から
1枚の写真を取り出した。そこにはかっこよく改造した
スティードに跨る足の長いかわいい女の子が写っていた。
彼女の名前はエリーナというそうだ。
彼女がいなければうちの娘の婿に欲しいところだが
ザンネンである。

ボリス、もう逢えないかも知れないが全力投球の
君の姿は忘れない。


ただいま!そしてありがとう

2019-07-29 11:25:40 | シルクロード、バイクツアー
ただいま!そしてありがとう

2007/08/19 16:30




9日間のシルクロードの旅が終わった
あっという間の9日間だった。
広大な台地に続く道が今も脳裏に残って
離れない。
言葉でなんと表現すればよいのか?
雄大・広大・無限・大自然
などと在り来たりになってしまうが
他に表現のしようが無い。

ひとまず無事帰って来られた事を
この旅にかかわってきた人、応援
してくれた友人全てに感謝したい。

この旅を企画されたU氏
中国でのバイクメカニック 除さん
カザフスタンでのメカニック ボリス
その献身的なサポートに
感謝・感謝・感謝

シルクロード横断イスタンブールへの道に向けて

2019-07-29 11:19:04 | シルクロード、バイクツアー
シルクロード横断イスタンブールへの道に向けて

2007/07/20 20:07


昨日、海外バイクツーリングツアー会社からシルクロードツアーの
簡単な案内とINVOICEが届いた。早速本日振り込んだ。
たかが9日間のツアーにしてはずいぶん高額である。
しかし自らバイクを駆り、この地を走るツアーは日本では
我々が始めてである。
おそらくツアー会社も手探りなのであろう
各空港での空港使用料・出国税・燃油サーチャージ
カザフスタン・ウズベキスタンビザ取得・旅行傷害保険など
付帯するとツアー費用に10%ほど上乗せになりる。

今回は3カ国を走りつなぐので過去の海外バイクツアーより
雑多な手数料がかかるのは、いたしかたあるまい。
最終旅行日程・案内書類などは出発1週間前になるとの事である。
未だにビザ取得・ツアー日程計画・宿泊準備など現地と確認作業中らしい。
ツアー会社からのMLにも現地との通信事情が悪いと言う内容だし
こんな連絡をもらっても心配などより、ワクワクしてしまう自分は
ちょっとおかしいのでしょうか?

ずいぶん遠くへ走りに行くものだと思います
異国情緒に触れ、そこに住む人たちに早く触れ合いたいものです。
これは連れて行ってもらう旅行では決して味わえない
自分で異国の風を感じ、自分で走った道をいつまでも覚えている
バイク旅ならではの感情なのかも知れません。