日曜日、暖かい春の陽射しに誘われて
白鳥を見に行ってきました。
場所は安曇野の犀川、白鳥湖です。
まさに白鳥の湖~♪
数百羽のコハクチョウが飛来しているとの情報で、
白鳥湖には、きっと白鳥がひしめいているのだろうと、
期待して出かけました。
安曇野の犀川の近くまで行くとこんな標識が。
小さな標識なので、見落としやすいかも。
かも…カモ、鴨…ということで、
最初は鴨の写真です。^^ゞ
白鳥湖には、たくさんの鴨も飛来して、冬を越していました。
上の写真はオナガガモ。
これは自宅近くの水鳥公園にもたくさんいます。
さて、お目当ての白鳥は、というと…
寝ています。
頭を羽のなかに入れて、お昼寝中でした。
しかも、かなり遠くにいます。
(写真は拡大しています)
しばらく見ていると起きましたが、
白鳥湖にいた白鳥は数十羽だけでした。
数百羽の白鳥はどこへ?
犀川の白鳥湖には457羽の白鳥が飛来しているようですが、
それは朝6時から6時半に数えた数で、
昼間はあちこちに餌を求めて、お出かけしているのだそうです。
遠くからせっかく見に来たのに、白鳥は数十羽。
しかも、遠い…。
遠すぎて、肉眼では小さく見えるだけ~。
眼鏡を忘れた長女にいたっては、「見えないよ」と。
トホホ…。
仕方がないから、写真は拡大、さらに拡大。^^;
安曇野から見える
アルプスでも撮って帰ろうっと。
帰り道、遠くの田んぼに、何やら白いものがたくさん見えて、
近づいてみると…。
あっ! 白鳥!
白鳥は雪解け水でぬかるんだ田んぼで、
お食事中でした。
音を立てないように気をつけて、
そろりそろりとスローモーションで歩いて、
白鳥の群れに接近しました。
驚かさないように、怖がらせないように
そーっと、そーっと。
上の写真、顔が灰色の白鳥は、
昨年生まれた子どもかな?
“みにくいアヒルの子”から美しい白鳥へ変身中のようです。
私たち家族のことを少し気にしながらも、逃げる様子はなく、
泥にくちばしを突っ込み、一心不乱に餌を食べている様子の白鳥たち。
田んぼの畦道で見ている私たちの方へ、だんだん近づいてきます。
するとその時、
一台の車がサーッとやって来て、
カメラを持ったおじさんが降りてきました。
(私も、“カメラを持ったおばさん”だけど…^m^)
おじさん、ズカズカと田んぼの畦を早足で歩いて行き、
白鳥の群れに急接近。
ああ~。ダメだよ、そんなに早い動きで近づいちゃ…。
おじさんの動きに驚いた白鳥は、
餌を食べるのを止めて急いで避難、避難。
ところがおじさん、あきらめない。
さらに白鳥を追って、すごい速さで接近を試みました。
だから、ダメだってば~。
白鳥が怖がっているよ。どんどん逃げちゃうよ。
おじさんが近づこうとするほど、
白鳥たちは逆の方向へ遠ざかって行きました。
ついにおじさん、あきらめて
また車に乗って、ブーンと去って行きました。
「ああ~、びっくりした」 「こわかった」
と、言っているのかいないのか、
静かになった田んぼで、
白鳥たちは何事もなかったかのように
また、餌を探し始めました。
私たちも、それを見届けて、
そぉ~っとその場を離れました。
白鳥の観察は、お静かにね。