Mein kleiner Rosengarten

冬のバラノート(覚書) 2010

最近、時間を見つけては
バラの土替え作業に取り組んでいます。
寒冷地では寒波がやってきて、鉢土が凍結してしまうと
土替えができなくなってしまうので、
急ピッチで作業を進めなくてはなりません。

そんな訳で、せっかく訪れてくださった皆さまには申し訳ないのですが
今日はバラの根っこの地味な写真ばかり。
冬のバラの作業メモです。


昨日は(8号鉢)と、同じく接木株のERウィズリー(8号鉢)、
挿し木の“ちっちゃなウィズリー”(5号鉢)の土替えをしました。


最初の写真は、接木株のアイスバーグです。



ね? すごい根っこでしょう!?
この台木は何なのでしょうね。
ノイバラかな?
ものすごい根張りです。

こんなにガッチリ固まった根鉢だったので
土を替えるため鉢から抜くのに、しばし格闘しました。
かなり腰にきました。^^;


ロシア民話の絵本「おおきなかぶ」の絵を想像してくださいね。
「うんとこしょ、どっこいしょ。それでもカブはぬけません」

ちなみに、
先日土替えした挿し木株のアイスバーグ(7号鉢)の根っこは
こんなふうでした。



これはアイスバーグの自根ですから、優しい感じの根ですよね。

結局、接木のアイスバーグの台木の根は
シャベルでザクザクと切って落としました。

下は切り落とした台木の根です。



可能な限り土を落として、さらに細かな根もカットし
最初の写真のアイスバーグの根を、ここまですっきりさせました。



この状態で新しい用土に植え替えて
たっぷりと水遣りし、完成です。


接木のウィズリーの土替えの様子は省略して、
お次は挿し木の“ちっちゃなウィズリー”の土替えです。

5号鉢に植わっていた“ちっちゃなウィズリー”は
樹高45cmほどに育っていました。
枝はもっと長く伸びていたのですが、
蕾がふくらむと重みで枝が下垂するので、なかなか高さがでないんです。



最後にまだ残っていた蕾を切ってグラスに挿し、
伸びた枝と葉を整理して鉢から抜きました。

“ちっちゃなウィズリー”の根っこ



貧弱な感じでしょうか?
いえいえ、私には優しい優しい根っこに見えるんですよ。
ufufu…*^^*



“はるさめ”みたいな細くて白い根っこがいっぱいです。
かわいいなぁ~♪

目に入れても痛くないほどの可愛い挿し木の子だから…ね。
親バカなんです。^^ゞ

“ちっちゃなウィズリー”の根についた土を落としました。



柔らかくてフワフワな根っこにハサミを入れて
スッキリさせるとこの通り。



ちゃんと太い根だって育っていたんですね。
えらい、えらい。
よくがんばった!

“ちっちゃなウィズリー”は今年6号鉢に鉢増し予定だったけれど
あまり根が張っていなかったので
元の5号鉢に植え戻しました。
“ちっちゃなウィズリー”は、今年もちっちゃなまんまです。
ま、それもまた可愛いんですけどね。^^



株元に、晩秋になって伸びてきたシュートの赤い芽が見えます。
休眠に入ると、この芽はこれ以上伸びないままダメになってしまうでしょう。
でも可哀想なので、なかなかカットできません。
冬剪定のときにもっと枝を切り詰めて、株元の芽もカットしましょう。

来シーズンはもうちょっと枝数が増えてほしいなぁ。
と思いますが
あんまり大株になって“ちっちゃな”を卒業してしまうのも寂しいので
少し小柄のままで、元気に一年を過ごしてほしいです。


最後に、今日のウィズリーの写真を載せておきます。



上の写真、左が接木のウィズリー、
右が“ちっちゃなウィズリー”の最後の花です。



テレビの黒をバックにして、
“ちっちゃなウィズリー”のアップを。

このウィズリー、私の気持ちを感じとって咲きます。
今日と明日は大切な日です。
これからさらに綺麗に咲いてくれるでしょう。





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コメント一覧

れびっと
milkyさん、こんにちは 
お、お手本だなんて、そんな…恐れ多いです!
私の土替えは一応園芸書は読んだけれど、かなり自己流なんです。
バラを始めたころ、京成バラ園芸から大苗を取り寄せたことがあるんですが
送られてきたのは裸苗で、太い根だけ残してあとはキレイさぱりとカットされてたんです。
そのとき、「バラって、こんなふうにしても大丈夫なんだ~」って学びました。
今はやりませんが、最初は植え替えのとき、根を洗ってきちんと土を落としていたんですよ。
真面目だったでしょう!? 
でも、大変だし、マンションでは根を洗った泥水を流す場所がないので止めました。^^ゞ

挿し芽のパットちゃん、今日土を替えました。
もうちゃんと来春のシュートの芽ができていましたよ!
来年、楽しみなお嬢さんです♪
milky
アイスバーグとウィズリー
れびっとさん、さすがですね~!きちんと植え替えしてらっしゃる~♪
私は怖くて、そこまで根を裸にできないんですよ^^;
ほとんどが鉢増し状態。
でも地植えの物はスコップで根を切ることを覚えました。
今年もしっかりやらないと。。。
鉢植えの植え替えもれびっとさんのやり方をお手本に少し頑張ってみますね。

差し芽の子たちの根の状態、どれも優等生ですね~(*´∇`*)
本当の自分の根で育つのですから、優しく本来の姿で咲くことでしょう!
いいですね~、バラって。
冬もこうして楽しめます^^
れびっと
minminさん、こんばんは 
ウィズリー2008はカタログでしか見たことがないんですが
元祖ウィズリーよりも枝ぶりがしっかりしているようですね。
色がずいぶん違うので、まるでまったく違うバラのような印象を受けます。
元祖ウィズリーは葉が小さくて薄く、枝も細く弱々しくて、
蕾がふくらむと自立して立っていることができません。
そんなところがD.オースチンのカタログから外された原因かもしれませんね。
でも、min minさんがおっしゃるように、ウィズリーのお花はとても素敵ですよ~♪
廃盤にしてしまったのがもったいないです。
D.オースチンもきっとそう思って、改良品種のウィズリー2008を作ったのでしょうね。^^
minmin
可愛いウィズリーさん
こんばんは。
たまたま、お邪魔したら、またまた大好きな
ウィズリーさんのお話でした♪

先日、旧 向丘遊園ばら園で、ウィズリーが
綺麗だったことお話ししましたが、
D・オースチンさんのカタログでは
ウィズリー2008の方が、推奨されている
んですよね。新しいウィズリーの方が対病性
が高い、とかで。

でも、バラ園でも思ったのですが、お花の
美しさは、絶対こちらのウィズリーが、勝って
いるのでは? なんて、ウィズリー2008
をお持ちの方に、怒られてしまうかな?

挿し木のバラさんが、健気に咲くと本当に
感動しますよね。ちびウィズリー頑張れ!
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