ドレスのスカートをつまんで、うやうやしくお辞儀をしたい気分(笑)
このルイ14世というバラ、
オールドローズで、チャイナに分類されていたり、
ハイブリッド・パーペチュアルに分類されていたりするけれど、
そんな分類は私にはどうでもよいこと。
ルイ14世と私の出会いは、数年前の雑誌の記事。
そのなかに「一番好きな薔薇」という特集ベージがあって、
ある女優さんが好きなバラとして載っていたのが、ルイ14世の写真。
花は黒味を帯びた深い色合いの赤で、
開花が進むと中心に輝くような黄色い雄しべが見える。
深い赤と明るい黄色の対比がとても印象的で、
記憶に強く残ったバラ…ルイ14世。
初めて写真を見た時から、熱烈にお迎えしたいと思っていたけれど、
狭いベランダにはこれ以上バラを増やせない、とか
うどんこ病に弱い品種は育てきれない、とか
いろいろな理由をつけて、お迎えを見送ってきました。
でもなぜか最近、前にもましてルイ14世を手に入れたくなってしまい、
こらえきれなくなってしまったのです。
で、インターネットで調べて、長野県上田市のローズアンティークさんに
ルイ14世がいることを突き止め、
矢も盾もたまらず、お迎えに行ってきました。
これは一種の“恋”ですね。
数年越しの恋がようやく実って、
初めて対面したルイ14世…。
(実は私、それまでこのバラの実物を見たことがなかったのです)
ルイ14世は、ローズアンティークさんのご主人によって
バラのファームから掘り上げられ、
たっぷりの土と共に8号鉢に植えられていました。
それが下の写真です。
濃い緑の葉がたくさんついた、がっしりした株でしょう?
今年は、ルイ14世の花を見られるとは期待してなかったのですが、
お迎えした大苗には2つ、蕾がついていました。
感激
ご主人のご自宅のバラを見せていただき、
少し話をさせていただきました。
ご主人は「春のバラは人が何もしなくても、バラが自分で咲くけれど、
秋のバラは人が咲かせるバラだ」とおっしゃっていました。
“人が咲かせる秋のバラ”…。
夏の間にちゃんと手入れをして、病気や害虫からバラを守ってやらないと、
自分の力だけではバラは秋に花を咲かせることができない
…そういう意味の言葉です。
なるほど。
確かにそうですね。
長年バラを栽培されてきた経験と、
深いバラへの愛情に裏打ちされた言葉だと思います。
開花が楽しみなルイ14世だけれど、
赤バラは写真に撮るのがとても難しいのです。
下の写真は昨日の朝開花したロゼビアンですが、
本当は写真よりも、もっと暗い赤です。
どうやったら、見たままの色を写真に写し取れるのか…。
私の悩みです。
…気が付けば、今日はとんでもなく長話になっていました。
(いつものことだけど… ^^;)
ここまでお付き合いくださった方、本当にありがとうございます。
きりりとした秋の空気のなか、
わが家のベランダのバラたちは、次々に新芽を伸ばしています。
その先陣を切るのが下の写真のバラ。
何度かこのブログを見ていただいた方は、もうお分かりかもしれませんね。
そう。
フロリバンダの名花、アイスバーグです。
今日は、あいにく曇り空なので、
昨日の夕方の空を載せます。
日が暮れるのが早くなりましたね…。
早くお家へ帰りましょう。
(BGMは“♪遠き山に日は落ちて~♪”を想像してくださいね)
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