Mein kleiner Rosengarten

眠りに就くバラ、眠らないバラ

3連休、いかがお過ごしでしたか?

連休のあいだにも
季節は冬に向かって少し進んだように思います。
わが家のバラたちは1輪、また1輪と
花の命を終えていきます。

室内に鉢を持ち込んで暖をとり、
季節に逆らって咲かせたウィズリーとルイ14世も、この通り。



ウィズリーは花びらが散りません。
一度花弁を開いて咲いたあと、
またコロンと丸まるようにして花を終えます。

ルイ14世は花が終わりに近づくと
黒を含んだ赤が褪色し、茶色を帯びて、
はらりと花びらを落とします。

下の写真は、バラたちの落ち葉を集めたもの。



ベランダの隅に落ち葉入れの箱を置いています。
その箱に終わった花も一緒に入れられます。

ある程度まとまった量になると、
可燃ゴミとして市指定の袋に移され、処分される訳ですが、
花や落ち葉を箱から袋に移す際、
とても良い香りが漂うことがあります。

それは、外気に当てられ
自然に乾燥したバラの花弁が放つ香りで、
バラのポプリと同じものです。
この芳香を嗅ぐと、
バラたちが別れを告げているような気がします。

まだベランダで咲き残っているアイスバーグ。





花はまだ、こうして咲いているけれど
葉は下から順に黄色く色づいて落葉しています。
もう下3分の1の葉を失い、
樹は眠りに就く準備を進めているようです。

最後の写真は、
今シーズン眠らない(眠らせない)バラ、
ピエール・ドゥ・ロンサールの挿し木苗。



なぜこの時期にピエール・ドゥ・ロンサールの
こんな小さな挿し木苗があるのか
訳をお知りになりたい方は
こちらをご覧ください

折れてしまったピエールのシュート
ピエールの挿し木のその後

さあ、ピエールさん、
これからどんどん寒くなるけれど、
眠らずに頑張っていきましょうね。

私と一緒に、暖かな春を待ちましょう。


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