イバラの道をスキップ

3年前に離婚しました。生涯孤独な57歳おばさんです。
茨の道をスキップで歩けるよう、只今人生を模索中です。

私とあなたは違うのです

2024-03-24 08:21:39 | 日記

昨日、お世話になっている保険会社に来てもらった。

いわゆる「保険の見直し」をしたいのでと伝えたら、

すぐにアポを取ってくれました。

 

その方は離婚した時からのお付き合いで、とても信頼を寄せている。

いつも私を励ましてくれて、その度に元気を貰えていた。

なのでお金の相談事はこの女性と、

父の相続でお世話になった税理士さんと決めています。

 

生憎の雨の中、時間通りに来てくれました。

乗っていた車は、いつもの車種ではありませんでした。

買い変えたその車。真っ赤なスポーツカーみたいな高級車。

女性が運転するようなタイプにはちょっと見えないような、

すごい車でやってきました。

 

彼女は多分、私と同じ年か少し上くらいの年齢・・・だと思います。

ここでまず、「格差」を感じました。

大手の企業で実績を上げ、地位的にもチーフだったり、

もしかしたら課長クラスかもしれない。

前の車も結構ないい車だったのに、更に上をいくような物を買える・・・。

 

同じ土俵に立てるわけないと始めからわかってはいたけど、

少し凹んでしまいました・・・。

 

保険の見直しについては、

結局丸込まれたと言うか当分現状維持でいくことにしました。

まあ、早まって解約をしたら「大損」なんです・・・。

もう少し冷静になるのも必要かと・・・。

 

で、いろいろ話をしていく中で、

私の貧乏生活について語る場面がありました。

 

◆洗濯機がなく、手で洗っている。

◆給湯器がなく、夏は水シャワー。

冬はポットで沸かした湯を使い、乾布摩擦的な拭き洗い。

◆トイレの水は、小なら4~5回は流さない。

◆惣菜はできるだけ見切り品を買う。

 

などなど・・・。

 

笑い話的に語ったつもりでしたが、

担当の女性はドン引きしておりました・・・。

 

「洗濯機くらい買ってくださいよ~。

給湯器だって・・・。ああ、お風呂に入れない生活は私には考えられない。

トイレ・・・。ありえない・・・」

 

もう、半分涙目で嘆いておりました・・・。

 

やっぱりそうなるのかなあ・・・。

こんな、ギャートルズみたいな生活は異常なのか・・・。

 

でも私、生涯孤独のお独り様なんですよ・・・。

お金だって、これから先どのようになっていくか全く見えない。

貴方のように大きな稼ぎがあれば、

現在も職を退いてからも十分安泰なんだろうけど・・・。

 

更に彼女はこう言いました。

 

「○○さん、もっと人生を楽しんでください。

まだまだやりたいことだってあるでしょう?

人生はあっという間ですよ。

少しぐらい無理をしてでも、やった方がいいです。

やったもん勝ちですよ」

 

わかってる。そんなの、十分わかってます。

仰る通りですよ。1ミリの異論もない。

 

でも・・・。

 

生活を回していくだけで精一杯だし、

何事もなく平和に一日を終えられるだけで幸せなんだ。

やりたいことも今は特にない。

この方は「旅行」を勧めてくれたけれど、私には興味なしのお話。

人によって何が楽しいこと、ものなのかは違う。

そこをわかって欲しいのです。

 

 

今日、いつのように朝散歩に出かけました。

セブンイレブンの前を通る時、なんだか誘惑に負けてしまい入店。

必ず覗く菓子パン売り場に、ひと際美味しそうなパンを見つけました。

 

通常モードだと、値段と炭水化物の量を見てほぼ100%買わないで帰る。

しかし今日はそういうチェック事項は全て無視。即、ご購入。

「買って食べたい」欲に任せました。

 

早速朝ご飯にいただきましたが、やっぱりセブンのパンは美味しい。

直球の欲のまま手に入れた品は、特にその値を大きくしてくれる。

朝からとても幸せな気持ちになりました・・・。

 

私、こんな些細な幸せがあれば生きていける。

真っ赤な高級車を乗り回す人種とは、幸せや楽しみの沸点が著しく低い。

惨めな暮らしは一生だと思うけど、

小さな喜びをたくさん見つけていく生き方をしよう。

 

改めて、心に誓いました。