高木善朗 明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP受賞の予感

2・3月度の2021明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVPのJ2部門は、アルビレックス新潟の高木善朗が最有力候補だと予は睨んでいます。
FC琉球が連勝を記録を「5」に伸ばし、逆に新潟の連勝が「4」で止まったら、琉球の選手が選ばれるかもしれないけど、新潟が第5節を終えた時点でも2021明治安田生命J2リーグの首位を堅持しているなら、選考委員会は「高木善朗」を選ぶような気がします。

サッカー専門新聞「エルゴラッソ」も、同様に月間MVP表彰を行っています。
エルゴラのJ2リーグの2・3月度の月間最優秀選手投票でも、高木が1位の票を集めるんじゃないですかね。

新潟を応援している人たちに、新潟の選手限定で2月と3月の5ゲームで最も活躍した選手名を尋ねても、間違いなく最多得票は善朗になると拙は読んでいます。

「2得点・3得点補助」という分かり易い結果を出していることは無論ですが、惜しくもゴールネットを揺らすに至っていないチャンス場面の多くにも彼が関与しています。

たとえば、第5節のザスパクサツ群馬戦の前半17分台。
堀米悠斗のロングスルーパスを呼び込むと、ワンタッチで外を走っていた本間至恩にパス。
それを受けた至恩がすかさずクロスを入れるもクリアされてしまいましたが、惚れ惚れする攻撃場面であり、これを演出したのが高木。

たとえば、同じく前半の40分台。
ハーフウェイで島田譲の縦パスを引き受けると、素早くターンしてドリブル侵攻を開始。
そして左斜めにいた至恩にパス。
至恩のシュートは残念ながら群馬GKの正面を突いてしまいましたが、新潟の背番号33番の司令塔ぶりが遺憾なく発揮された場面でした。
注目すべきは、高木のその状況把握力。
群馬の監視網に引っ掛からない位置を取り、もしパスをトラップしても群馬のプレッシャーは来ないと予測して、素早くターンしてドリブルすることを選んだ判断力。

新潟のサッカー少年とサッカー少女は、本間至恩に憧れ、本間至恩のようなプレーをしたいと思っているでしょう。
そういう目標を持つのは良いのですが、彼は異才すぎます。
異才すぎて、マネしづらいし、場合によっては悪影響が出るかも。

それよりも高木善朗、今シーズンの彼の動き・判断・技術を模倣して学習するほうが、よほど有意義な気さえします。

話が逸れたけど、高木善朗は月間MVPに値すると現時点で、それがしは評価します。