ミニバス記録

バスケノート

物語は書き変わる

2023-11-27 11:53:00 | 日記
遂に迎えた1つの大きな大会、これまでの道のりが正しかったのか、全てを教えてくれます。

予選を勝ち進み、準決勝では想定外の相手。本来上がってくるだろうと踏んでいたチームが12点差で負けてしまいました。
不安と緊張がありましたが、結果は20点差をつけての勝利。

そして決勝
昨年、予選で完膚なきまでにやられた相手です。今年は県大会にも出場する強豪。
前半は10点差で折り返し、迎えた後半。
粘り強いディフェンスからわずかに生まれたチャンスを活かし、スリーポイントを決め切る、力強くゴール下を決め切る。ついに点差は縮み、10点差をつけての大逆転勝利。

10年ぶり、2度目の優勝。

物語は、書き換えられた。
彼ら自身が頑張らない、勝つ為に必死になる泥臭さを知らないという歴史を、
そして、このミニバスケットボールクラブの歴史に刻まれるでしょう。
広い世界で見れば、ちっぽけなものかもしれない。
しかし、規模が大きかろうが、小さかろうが、自分という世界を変えることは誰であれ容易いことではないはずです。

ここまで来れたこと、厳しい道のりでした。強く言わず、優しく語りかけるような教え方が好まれる今。しかし、それでは強くなれないことは明らかだった。
チームとしてはもちろん、個人の心身の強さも。しかし、その人が変わらなければいけないことに対して目を背けて、褒めたり優しくすることはやっぱり違う気がして仕方なかった。私を成長させてくれた人がそうしたように、不器用ながらも言い続けた。
それが、愛であり、優しさだったから。
かなり強くいうこともありましたし、勝ちを求めるこのやり方が正解だとも思いません。でも、良い顔でバスケをするようになりましたし、優勝したときは笑顔でした。
あの一瞬で、私のやってきたことは決して間違いではなかったと切実に思えました。

まだ、終わりではありません。
あと4ヶ月程、6年生が最後まで成長できる環境を作るまでです。



11月19日 試合 

2023-11-21 03:27:00 | 日記
強い相手でしたが、何とか全勝できました。1試合目は相手ディフェンスのよりが強くなかなか点が取れず苦しみましたが、ディフェンスで粘って3点差で勝ち切る。
2試合目は、相手エースに苦しめられ、4ピリでは7点もの差をつけられましたが、追い上げを見せ、2点差での勝利。
ギリギリの戦いで、決していい試合だとは言えませんが、それでも勝ち切ったのは、間違いなく強さ。

上手いか、下手がじゃない。
1人の人間として、強いか、弱いか。
大事なところで、苦しい場面であと一歩折らずに戦うことができるようになった個人も、このチームも、本当に成長しています。

ここまで成長したことに偶然はありません。
私は全ての練習で、一つでもできていない、これではだめだと感じた際、必ず時間を止めて細かく、自分でも嫌になるくらい指導しました。
動画を何度も見たり、試合のない日は、ミーティングをしたりと、後悔しないように、負けないように、そして何より、それが彼らの為になると信じて。
今週土曜日に迎える試合までに、私が21年生きた全てを、彼らの為に出し尽くしたと言いきれます。

彼らにはこれまで多くの苦しみや辛さを与えることになりました。
もしかしたら、何も考えず、ただ楽しくバスケットボールをしていれば、強くはならずとも楽しくはいられたのかもしれませんね。
ただ私は、何も頑張れないままずるずる負けるのは、どうしても納得がいかなかった。楽しくやるという一瞬の快楽を得られても、楽しくなる、楽しくすることはないのだから。

0から積み上げていくことがどれ程苦労するかは私にはよく分かる。
でも、優しい言葉をかけてその場を凌ぐことは本当の優しさなのか?
当人に本気で変わって欲しいなら、時に厳しくすることも優しさであるはずです。

こうして今日まで積み上げてきたものがあります。負けて積み重ねが崩れることはやはり怖いですが、積み上げてきたもの、チーム作りに後悔はゼロ。

もう誰もあの日のように弱くはない。
強く手を振った先にあるのはいつでも出発点。弱かった自分にさよならを告げた彼らは、これから更に新しいステージへと足を踏み入れることでしょう。
全力でやり切れ!!

11月12日 試合

2023-11-16 01:26:00 | 日記
強豪との戦い、結果はいかに…

1試合目は25点差をつけられての負け、
2試合目は9点差での勝ちでした。

まずは1試合目の反省から。
点差は開いたものの、3.4ピリだけで見ればこちらは10点取れて、相手を13点におさえています。
実際試合を見返しても相手がハーフオフェンスの際、失点がほとんどないです。
にも関わらず、ここまで点差がついたのはオフェンスでのミスからカウンターによる失点です。
つまり、ディフェンスは相手が強くても十分通用しているし、コートに立つ全員が全力を出すことができているわけです。
何より、3.4ピリがこのレベルの相手とも戦えたことは、チームが成長している証拠です。

そして2試合目は、彼らの成長をしみじみ感じる内容。
相手のエースをおさえることができました。
また、まだまだ完璧とは言えませんが、2線、3線にでる意識も高い。
個人の頑張りが本当に高くなったので、チームはかなりの力をつけていますね。

そして、Cランク相手には勝てるようになり、これからはBランクでの戦いとなります。
遂にここまできたか…
強豪との戦いが無謀な挑戦ではなくなりました。
EランクからBランクへ。
こうみると、凄まじい成長を遂げましたね。
良い顔してバスケしてます。

ここからが勝負。
これから先の試合に負けないためのチーム作り、個人の成長。
長く続いた積み重ねの期間を経て、ようやくここまで来ることができました。

あと4ヶ月、全てを出し切ります。


挑戦

2023-11-11 03:05:00 | 日記
日曜日の試合、遂にBランクと対戦です。
成長した今なら、挑む権利は充分にある。
ここからは本物達が待ち受けています。
ただ、無謀な挑戦ではありません。
一歩ずつ登った階段の先に立つ壁にすぎないです。

週3日という決して多くない練習の中で、それよりも練習している強豪を無名のチームが勝つ。
これがスポーツの醍醐味であり、そのことを知ってほしい。
ここで勝てば楽しいよ〜

もちろん簡単なことではないですが、それでも、勝たせてあげたいし、勝ちたい。
結果だけがモノを言う世界で進み続けることは、辛く、怖い。
ここで結果を出して、人生における自信のほんのひとかけらにしてあげたい。

相手がどれだけ強いチームであれ、必ず勝たせる!!


11月3日試合 男子編

2023-11-08 03:30:00 | 日記
男女別会場で残念ながらベンチに座ることができなかったため、動画を見ての感想を。

結果は1試合目勝利、2試合目敗北。
なんだかモヤモヤする試合でしたね。
良い試合とは到底言えないです。
勝つことを目標としたプレーよりも、自分がカッコつけたいが先行しているようにどうしても感じます。
ここで、私なりの「勝つことを目標としたプレー」とは、ディフェンスによる貢献や簡単なミスをしないことです。「カッコつけたいプレー」とは、自分の身の丈を知らずに無謀なプレーをすることです。
彼らは、ディフェンスをしないのにやりたいプレーをして、ミスをしてしまいます。
もちろん、ミスをするなとは言いません。
ならばミスをした分だけ他の何かで取り返さなければ、チームは負けてしまいます。

例えば、シューターの仕事はシュートを決めることです。
なのでシュートが決まるまで打たなければいけません。しかし決まらない時もあるわけで、そんな時彼らはディフェンスで取り返し、シュートを決まるまで打ちます。
自分がシュートを打って外してしまったなら、自分がその分を取り返すんだという責任があるから、強いメンタルを持って打ち続けられるのです。

今のチームは、その責任が全くと言って良いほどない。
自分が外したのに、ディフェンスをしない。自分がミスをしたのに、誰よりも早くコートに戻らない。
でも、カッコいいプレーはしたいです。

勝ちたいなら、キャッチミスも、パスミスも改善できるような練習をするはずですし、ディフェンスも足りないと思うはずです。
また、コートの5人がやりたいプレーをやるのでは勝てません。
シュートが全く入らないのに打つこともまた、やりたいプレーをしているだけです。
入らないなら練習をして入るようにするのが努力で、その努力をしていないのに試合で挑戦することは自己中でしょう。
6年生が10人以上いるのなら、尚更このことに気づいてほしい。
これだけの人数がいるなら、それだけ横の繋がりも強くなるはず。

私もまた、私個人がやりたいことをやるための練習をいくらしても、うまくいかなかったし、しっくりこなかった…
しかし責任が生まれ、個人からチームが勝つために自分がどうなるべきかを考え始めると、急激に上達しました。
彼らが勝つためには、心の中を少し大人にする必要があります。
もう、6年生もそろそろ終わりですからね。