晴天の日には晴れやかで、雨の日は心もどんよりすることはあるだろう。
だが、天候に自分を左右されてはいけない。
晴れだろうが雨だろうが自分の感情をコントロールするのは自分であるべきだ。
そんなことを、高校時代先生が言っていた。
細かくは覚えていないし、実際私が高校の頃は理解しがたかった。
「人」について多く語っていた先生が、急に「天気」の話をしたことに疑問を持ったのだ。
それも今なら少しだけ理解できるようになった。
他人の感情をコントロールできないように、天気もまた、同様にコントロール不可能だ。
だから他人のリアクションの結果に囚われないことと、天気1つに囚われないことを繋げていたのかなと思う。
晴れでないと気持ちよくならないのか…
そして勝つことでしか達成感を得られないのか…
これらは、意外にも密接な関係を持っているのかもしれない。
プレーや指導をしていると、勝つ時は楽しくて、負ける時は楽しくないなんて感情には誰もがなる。
勝てば嬉しいし、楽しい
でも、勝つことだけが私の求める正解ではない。
勝ったとしても課題は見つかるかもしれないし、負けたとしてもそれが不機嫌になる要素にはならないはずだ。
「雨」という事実があれど、「雨」という理由で不機嫌になるのは未熟者だということを、あの日先生は伝えたのだと思う。