このところ撮影日和に恵まれない。申し訳ないと思いながら、以前の写真も含めて、石川のサギについて書くことにした。
石川の田園や水辺には、いろいろなサギがいる。日本最大級のアオサギ、ダイサギから珍しいササゴイやミゾゴイに行き当たることもある。
見出しのミゾゴイは、2年前自宅近くの森で撮影したものである。
ミゾゴイ
全国的にも数は少ないとされるが確かではない。すぐ近くの森にいたので興奮したことを憶えている。去年、今年と気にかけているが、その後行きあたっていない。
アオサギはごく普通に見られる日本最大級のサギである。冠羽、飾り羽、体の模様に特徴があるが、若い方が色が薄く、体つきもすっきりしているように感じる。
アオサギ
年をとると、人間と同じく、冠羽や飾り羽がだらしなく伸びるような気がする。
田で餌を摂るアオサギ
ギャ―、ギャと鳴き、初夏には集団営巣する。ゴイサギなどの他のサギと一緒に営巣することもある。
高い木の上で集団繁殖するアオサギ
3枚目の写真の親鳥のすぐ左に
ヒナが写っている
ゴイサギ
ゴイサギは田や川などで見られる。冠羽があり、目が赤いのが特徴である。アオサギと混合コロニーをつくる。幼鳥は茶色っぽい色をしている。
ゴイサギの幼鳥
ダイサギは、全身真っ白で、嘴は黄色い。目の周りが青みを帯び、見ようによっては怖い顔に見える。石川では冬に多く見られ、冬の嘴は黄色である。最大のシラサギである。
枝に止まり水辺を見つめるダイサギ
コサギは年中滞在し嘴が黒い。田の中の写真では趾が濡れていて黒く見え、はっきり判別できないが趾が黄色いのが特徴である。
コサギ
田だけではなく、海にも出るなど、環境への適応力は強いと考えられる。
嘴の色の異なる2羽のサギ
自信はないが、手前の嘴の黄色いサギはチュウサギだと思われる。
田では、夏、アマサギが見られる。四角張った頭、頸から上の亜麻色が特徴である。
アマサギ
コサギなどと集団コロニーをつくる。
アマサギの集団コロニー
ムラサキサギが迷ってくることもある。
草むらのムラサキサギ
ササゴイは蓮田や川で見られる。
流れの中の魚を待ち伏せするササゴイ
海では、岩場を中心にクロサギが見られる。
岩礁で餌を待ち伏せするクロサギ
巨大な飛行人工物としては、自衛隊小松基地の戦闘機がある。詳しくはないが、F15戦闘機のようである。最近中国との摩擦も増しているようであるが、戦闘機など必要ない空であり続けて欲しいと思っている。
訓練飛行中の戦闘機
小さい飛行機はトンボである。溜池周辺では、この時期ショウジョウトンボ、ヨツボシトンボ、クロスジギンヤンマなどが見られる。
ショウジョウトンボ メス
ヨツボシトンボ 上オス 下メス
クロスジギンヤンマ オス
クロスジギンヤンマ 交尾
クロスジギンヤンマ メス 産卵
コアジサイやサンコウチョウ、ケリなどもウオッチしなければならない忙しい日が来ることを望んでいる。