田植えもほぼ終わり、イネやネギの緑、麦の黄金色が雪解けが進んだ白山とコントラストを見せている。
田植えの終わった水田を前に雪解けが進む白山
5月23日の夕方、空を眺めていたら月と金星が接近していた。
夕方の月と金星
辺りが暗くなると、上弦の月の欠けた部分が写っていることに気が付いた。
暗くなり撮影された月の輪郭
今迄月の欠けた部分を見たという記憶は無いが、そうか見えるのかと初めて気づいた。月蝕の際、輪郭が見えるのと同じことであろう。
さて、5月23日にはコアジサシの渡来【5月21日】を確認したことを書いた。渡来数が2であったことがその後気になり、22,23,24日と様子を見に行った。というのも、根上の浜には2021年迄はそれなりの数が渡来していたからである(見出し)。2021年には産卵も確認できていたが、6月上旬のある日、季節外れの強風が吹き荒れ砂浜は飛砂で覆われた。見に行った時すでに遅く、卵は勿論コアジサシの姿も見えなくなっていた。昨年は渡来した数も少なく、手取川にたまった砂を取り除いて岸壁近くに積み上げた工事現場に巣を作ったことが新聞に載っただけであった。
22日には、浜辺の上空をミサゴが飛び、砂浜ではシロチドリが忙しく移動したり立ち止まったりしていた。
海岸の上を飛ぶミサゴ
砂浜のシロチドリ
23日には、波消しブロック付近をかなりのスピードで飛ぶ鳥がいたのでコアジサシかと喜んだが、よく見るとウミネコのようであった。
海上を速く飛ぶウミネコ
場所を変えると、やっとコアジサシが見つかった。
護岸テトラポッド付近を飛ぶコアジサシ
24日には素早く飛んだりホバリングして魚を狙っているところに遭遇した。
ホバリングして小魚を捕まえたコアジサシ
何とか小魚を捕まえたようで口に咥えて浜に戻り、メスに与えようとする光景も見られた。そのうち1羽が水の溜まった所で水浴びを始めた。
水浴びをするコアジサシ
コアジサシのようにダイビングする鳥でも水浴びをすることが分かった。砂浜では、寛いだり、思い出したように飛び立ったりしていた。
それぞれに寛ぐコアジサシ
コアジサシを探してあちこちと移動したので、白花のハマナスが群生しているところを見つけることができた。
白花の群生に混ざるピンクのハマナス
この日は5羽のコアジサシが確認できたが未だ数が少ない。これからどうなるだろうと少々心配である。