早いもので今年も師走となった。先月終わり頃、時雨の合間を縫って能登南部に行ってみた。当日の夜明けは寒かったが日の出とともに気温が上がり、まさに小春日和となった。
河北潟でタゲリを見つけたのち里山海道を経てまず七尾市大津池に立ち寄った。


河北潟干拓地のタゲリ
ミコアイサの渡来を期待したが、主なものはオナガガモで珍しいものは見つけられなかった。

大津池の様子
次いで冬にはスズガモが渡来する、仲代達也さん運営の能登演劇堂のある中島に寄ったが、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、カンムリカイツブリなどがいるだけであった。

ホシハジロとキンクロハジロ

キンクロハジロ

オオバン


カンムリカイツブリ
来た道を少し戻って能登半島を横切り増穂浦に出た。ここは世界一長いベンチと長く綺麗な砂浜と桜貝が有名なところである。

世界一長いベンチ

桜貝
ベンチの傍には俵万智さんの歌が紹介されており、多分、秋の澄みきった空の下の砂浜の風景が目に浮かぶ。歌碑であればもっとよかった。

俵万智の歌の看板
沖合ではウミウが泳いだり潜ったりした後、羽を広げて乾かしていた。



ウミウ
何か分からない鳥が飛んできたが、止まったところを見るとカルガモであった。


カルガモ
鳥の写真の収穫がないので、帰りは赤住から安部屋を経由した。赤住ではクロサギを見ただけで、今年の冬の訪れの遅いことを痛感した。

クロサギ
枯れ枝に止まるトビを見ながら小道を走り、小浦について暫く海を見つめていたら、沖の方から岸に向かって泳いでくる鳥を見つけた。

トビ

沖合のアイサ
アイサだ!ウミアイサなら嬉しいが!とよく見ると、カワアイサであった。




磯のカワアイサ
1羽のオスと3羽のメスであった。
安部屋に着くとヒドリガモの群れが泳ぎ、岩礁ではアオサギ、ウミウが寛いでいたが、冬の到来は未だの感じの暖かい午後であった。

ヒドリガモ
逆光の中イソヒヨドリも迎えてくれた。