今月8日には標高650mの獅子吼高原のハングライダーの助走路が白くなるほどの雪が降り、麓の鳥越村でも屋根がうっすらと白くなり、黒い瓦にできた雪の白との対比が作る幾何学模様が美しかった。
雪で白くなったハングライダー助走路
黒い屋根瓦に積もった雪が幾何学模様に白く残る麓の地場産売り場
ただ、大日川は増水しマガモくらいしか見当たらなかった。
水量が増した大日川で岸縁近くを泳ぐマガモ
もう冬眠したかもしれないが、クマよけのため早く収穫するように勧められているカキの実もまだ残っており、スズメの群れが集まっていた。
未だたわわに残るカキの実
カキの梢に集まるスズメ
散歩道ではキセキレイやダイサギが水路の中で餌を探し、ジョウビタキやヤマガラは電線や木の枝でつかの間の日射しを楽しみ、チョウゲンボウが辺りを監視していた。
冷たい水路の中で餌を探す鳥達
丸くなって日向ぼっこするジョウビタキ
丸くなりながらも枝を活発に移動するヤマガラ
電柱の上から辺りを監視するチョウゲンボウ
団地の調整池ではカルガモが目覚めて鳴き交わしながら朝の活動を開始していた。
調整池で目覚めたカルガモ
何かいないかなと大日川に行って堰を眺めていると、聞き覚えのある鳴き声がした。ヤマセミ?と思い対岸の木の枝を見ると白っぽい鳥が見えた。
対岸に見えた白っぽい鳥
やっぱりヤマセミだ!そこへもう一羽飛んできた。
2羽になったヤマセミ
2羽は互いに近づいたり離れたりしていたが、そのうち一羽が川面めがけて飛んだ。
1羽が飛び残ったもう1羽
後で分かったことであるが、最初から居たのがオス、後から飛んできたのがメス、川面に飛び込んだのがオスであった。オスはなにも捕まえられずにまた枝に戻った。
また2羽になったヤマセミ
2羽は何事も無かったかのように仲良く午後の日射しを楽しんでいた。
仲良く日射しを楽しむヤマセミ
暖かい日差しとともに、こちらもほんわりとした気分になった午後であった。