20日には、今冬初めての積雪、23日にはさらさらとした、ボクシングでいえばフライ級の雪がそれなりに降ったことを報告した。24日朝には、見た目には積雪量は増えていなかったが、雪に触ってみると水っぽく、非常に重いヘビー級の雪であった。一晩のうちに雨かあるいは気温が上がったせいか、雪が絞まり重くなってしまった。家の庭には最近の雪の名残が残っている。庭木に来たジョウビタキが、身を丸めて寒さを凌いでいるようである。



体の羽を膨らませ庭の木の枝で寒さに耐えるジョウビタキ
重い雪に負けず、60㎝近い雪をラッセルして、24日朝から26日朝まで3日連続で鳥探しに出かけた。雪が2,3日続いた後には、森で餌を摂りにくくなった鳥達が開けた場所に出て来るからである。一番の目的はトラツグミとベニマシコである。
雪道をモズの鳴き声を聞いたりしながら、トラツグミはいないかと、そっと歩いて行くと、夏から秋にはいろいろな鳥や昆虫が集まる湿地に出た。


除雪した遊歩道を歩く
あシギだ!今頃なんだろう。あ!そうかタシギだと思って1枚撮ったが、すぐに気づかれ逃げられた。

湿地のタシギ
辺りをよく見ると、カシラダカ、モズ、胸の黒いエプロン、黄色の頭頂からミヤマホオジロ?と思われるトリ、シジュウカラなどが見つかった。


カシラダカ


モズ


ミヤマホオジロ?


シジュウカラ
雪の前には殆ど見られなかったのに、やはり雪で出てきたものと思われた。勿論ヒヨもいた。

ヒヨ
坂道を下って、雪に覆われた田に出た。真っ白な雪原に何かトリがいる。ベニマシコならいいのにと思いながら何枚か撮ったが、残念ながらホオジロであった。



雪の田のホオジロ
ホオジロは雪の田で雪から顔を出している2番穂などを探して食べていた。



雪から顔を出す2番穂を食べるホオジロ
ピントは甘いが、1枚の写真にはカワラヒワも写っていた。

ホオジロの後ろのカワラヒワ
小鳥達も雪の森や田で一生懸命生きている。歩くこと小1時間、所期の目的を達することはできなかったが、その他にもいくつかの鳥が撮れてそれなりの成果はあった