2月末から暖かくなり、陽気に誘われ、田や潟で越冬していたカモ達は、3月上旬には、北に帰る準備を始めた。
木場潟ではカモ達が空高く速く飛び、羽を動かし続ける準備運動、編隊飛行の訓練をし始めていた。


空高く飛び始めたカモ達
未だ雪の残る日陰ではコガモが陸上での餌探しをしていた。

陸で餌を探すコガモ
コガモの旅立ちはほかのカモ達より遅い。
邑知潟の田では、コハクチョウの数が減り始め、小さな群れに分散し始めた。


小さな群れになり始めたコハクチョウ
よく見ると、コハクチョウにマガンが混ざった群れもある。



コハクチョウに混ざるマガン
マガンの群れには、少数のヒシクイも混ざっていることもある。

マガンに混ざるヒシクイ
マガン達も離陸、着陸を繰り返し、旅立ちの準備をしているようであった。



離着陸の回数が増えたマガンの群れ
10日朝の冷え込みは厳しかったが、上天気であった。庭では雪の下から出てきたクリスマスローズ、トサミズキの花が咲き、ウグイスが鳴き、散歩道でも示し合わせたように複数のウグイスがホーホケキョと鳴いていた。

雪の下から花芽が現れたクリスマスローズ

咲き始めたトサミズキ
ウグイスも春を感じたのであろうか?田周辺には冬の間にはあまり見かけなかったツグミが多数現れるようになり、こちらも北へ帰るグループの結集に努めているようである。



結集し始めたツグミ
河北潟周辺ではコハクチョウが見えなくなり、もう北に飛び立ってしまったのかもしれない。
一方ハス田にいるヘラサギは未だ悠々と餌を探し、直ぐに移動する気配は見えない。




悠々と暖かさを楽しむヘラサギ
海岸では、ウミネコが群れを成し始め、ミユビシギやハマシギの活動も活発化してきた。

ウミネコ


ミユビシギ

ハマシギ
ウも早春の陽光を楽しんでいる。

早春の陽光で羽を乾かすウ
11、12日も暖かい日が続いている。