庭では多くのバラが花を咲かせている。

サンセット・グロウ
裏山の古墳からは白山の頂上が見えるが、雪も大分少なくなったように感じる。

白山頂上部
前回報告したカンアオイをめぐる顛末について少し追加する。ギフチョウが多く飛んでいた辺りを丁寧に探し、いくつかのカンアオイを見つけ、外縁が虫食いになっている葉を裏返して前回報告したような卵と幼虫を見つけることができた。

カンアオイ葉裏のギフチョウの幼虫
情報では斑入りの葉が示されているので、同定が正しいかどうか気になった。再び出かけ、根元を掘って枯れた花を見つけた。

カンアオイの花、5月上旬の状況
ピントは甘いが、萼片は3角形で横に広がり萼筒の入り口に白い輪が見られる。茎は紫で少し臭いがあり、葉は基部が深くハート形である。カンアオイだと強く思ったが、斑は無い。

カンアオイ
さらに探して斑入りの葉のものを見つけることができ、カンアオイに間違いないと確信した。

斑入りのカンアオイ
幼虫の様子を継続して観察しようと思って2日後に訪れると、未だ孵化しない卵は見つかったが、幼虫は全く見つからなかった。この場所には多くの幼虫が生きて行くのに必要な数のカンアオイは無さそうに感じる。多くの幼虫が蛹になるためにはもっと食べ物が豊富な所に移動しなければならないのであろう。
我が町から小松市に入ってすぐの所に、前回報告した溜池の他にもう一つ度々訪れる溜池がある。前回報告した溜池の惨状に驚き、心配しながら様子を見に行った。お目当てはヨツボシトンボである。

ヨツボシトンボ
幸い池は無事であり、池に着くと直ぐに一匹を見つけることができ安心した。

枯枝に止まるヨツボシトンボ
もう一つはタベサナエである。なかなか見つからなかったがやっと1匹見つけることができた。

タベサナエ
他にはカワトンボやシオヤトンボ、ハラビロトンボなどが羽化していた。

茶色羽型のカワトンボ


シオヤトンボ オス(上)、メス(下)

ハラビロトンボ(メス)
クロヒカゲやニワハンミョウなどもいて賑やかであった。

クロヒカゲ

ニワハンミョウ
電線で鳴くホオジロもすっかり夏羽になった。

電線のホオジロ
海へ山へと忙しい季節になった。