こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

まさに満月(望)の時刻に、そして月光彩雲を伴った月の出 (2月)

2025-02-15 | 月、月光彩雲

今月の満月)は12日22時53分であった。プップした画像はその時刻に撮ったものである。真冬での望らしく、その輝きは当方にとって数分間以上直視すると短時間ながらも残像が残るほど眩しかった。同日正午での月齢13.6。月の出(群馬)17時であったが、視点での月の出は18時であった。

 

真上から太陽光を浴びているので、月面での凹凸(クレーターなど)は目立たない。

ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、ISO感度 200、1/1600秒、絞りF値 9、望遠  320 mm(トリミング)、RAW → JPEG変換

比較のために、のときから4時間前に撮影した画像を加えた。

ホワイトバランス:オート(雰囲気優先)、ISO感度 200、1/320秒、絞りF値 9、望遠  320 mm(トリミング)、RAW → JPEG変換

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のときは全く雲が浮かんでいない状態であった。しかし、月の出(18時頃)の時間帯において、月が昇る位置は幾つかの雲のかたまり(積雲)で覆われていた。結果として、5時間後に望となる明るさを反映した濃い彩りの月光彩雲が現れた。

 

 

先月でのときのように、ムーンピラー(月光柱)が現れることを期待したが....

さすがは満月である。雲に妨げられることなく、その姿をみせた。彩雲に露出を合わせたので、月面に対して露出オーバーとなっている。

 

今週は連続して月にレンズを向けている。今夜もデフォルメ化されたような月が昇りはじめた。

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12日、桐生市にて。

 


夕日に染まる里山から昇る満月前夜の月、月面を横切るタカ科の鳥 (2月)

2025-02-12 | 月、月光彩雲

近くの山から月が昇る。これは山の街に住んでいる人々にとってごく日常的な自然現象である。しかし、ときには月を主役として一期一会と思いたくなる場面に人々は遭遇する。昨日は17時頃に今夜(22時53分)に「望(満月)」となる月が山頂付近から昇った。ちなみに、日の入り(群馬)は17時20分過ぎであった。

 

ほぼ真円に近い月が夕日に染まる山並みから現れた、あたかも、「能」において「シテ」が登場する場面を想わせるかのように。

 

まだ暗くなっていない青空と夕日に染まる山肌とのコントラストを反映して、月の輝きは際立っていた。

 

この場面では、夕日に染まった雲の列が月の位置方向に流れていた。「ほぼ満月での月面 +青空 +夕焼け色の山肌」のセットに赤い雲が加わることを期待したが、雲は望遠での画角に入る前につぎつぎと消えた。

 

そのことを残念と思っていたとき、2羽のタカ科の鳥が月の位置付近で悠々と旋回しはじめた。

 

月面と鳥  その二羽は互いに後を追うかのように月面を横切った。このときの感想はと聞かれるならば、「捨てる神あれば拾う神あり」と答えるつもりだ。

 

 

夕日を浴びているからだろうか、鳥の腹部などはかなり赤味を帯びていた。

 

この鳥を「トビ」と推定してみた。望遠320 mmで撮っているので、はっきりと判別できるまで解像度を上げられないが......。それでも「ほぼ満月での月面 +トビ(推定)+青空 」の組み合わせは、当方にとって一期一会の構図である。

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鳥を推定するにあたって、リンクしているbbdupstream494さん(チョウキチさん)のブログ「チョウ・トンボ・野鳥に親しむ」を参照させていただいた(深謝)。

ネット検索を試みているが、現時点で「ほぼ満月での月面(満月) +トビ+青空 」に該当する画像を、当方はヒットしていない。

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11日夕刻、桐生市にて、撮影でのホワイトバランスは太陽光(昼光色)。 今夜はどのような場面が現れるだろうか。現在、青空が見えるものの数種類の雲が上空を覆っている。

 


今日の日の出、周囲の山並みがうっすらと雪化粧 (2月)

2025-02-09 | 朝景

間もなく平年並みの気温になると予報されているが、当地では先週後半から夜間での冷え込みが厳しい状態になっている。今朝は日の出前後において、周囲の山並みがうっすらと雪化粧をしていた。

日の出前において、薄い雲が周囲の山並みに漂っていた。雪化粧で冷やされて逆転層が生じたためである。その雲が幾分か赤く染まってから、陽射しが山並みでの雪化粧に届いた。

 

 

枯木立で覆われ色彩感の乏しい山並みにおいて、雪化粧が次第に朝日で照らし出される風景は、今冬初めてのものとして印象的であった。

 

山城跡での雪化粧、約2時間後には消えたが。左奥の山頂は鳴神山(980 m)である。

 

枯木立(冬木立)での雪化粧は陽射しでひときわ個性的になった。

 

 

9日6ー7時頃、桐生市にて、撮影でのホワイトバランス:太陽光(昼光色)。

 


彩雲、虹を伴って (2月)

2025-02-06 | 

今日は午後になってから陽射しが雲で遮られることが多々あった。上空では寒波によって氷の粒から成る雲が発生していると仮定して、太陽の方向にレンズを向けてみた。氷の粒による太陽光の屈折や回折で彩雲が生まれるからだ。

遮られていた陽射しが戻ったとき、ひと塊りの雲が太陽の位置まで流れてきた。そして、その雲は青系の彩りを帯びた。虹を伴ってである。

 

 

雲は太陽の位置から離れ、彩雲としての彩りが薄くなった。

 

6日午後4時頃、桐生市にて。

ホワイトバランスは太陽光、ISO感度 125、絞りF値 18、シャッター速度 1/1600 〜 1/2500秒、レンズ 30 - 50 mm、フィルター類は使っていない。RAW → JPEG変換(トリミング)。


雲の朝焼けと日の出を待つ (1月)

2025-02-03 | 朝景

当地では、昨日から青空が見えない寒い天気になっている。寒波襲来の影響は受けているためである。山に囲まれた街の住民として、午後になってからでもいいから太陽が周囲を温めてほしいと、わたくしは願っている。それにしても、昨日は冷たい雨、そして今日は寒さが厳しい曇りにて、最高気温は7℃程度であった。

アップした画像は先月上旬に撮った日の出前後の光景である。このときは、謡曲「高砂」の一節(君の恵みぞ有難き....)を思い浮かべながら庭のサザンカと共に、暖かい陽射しを享受した。

 

 

 

 

1月上旬、桐生市にて。