水を張っただけでなく田植えの終わった田が多くなった。アオサギやコサギ、カラス、トビなどが水田で餌を探すのがよく見られる。
水を張った田で餌を探すアオサギ
昨日の新聞によると志賀町や河北潟干拓地(津幡町)で営巣していたコウノトリのつがいにヒナが誕生した。
津幡町で初めてのコウノトリのヒナの誕生
津幡町のつがいは昨年孵化に失敗しているので、私も1月3日、2月17日、3月17日に報告し成り行きを見守っていたが、このめでたい報告で安堵した。ヒナが無事育ってくれるのを願っている。
今年はシギやチドリに大きな期待をしたがあまり成果が上がっていなかった。先日、キョウジョシギ(5月2日、報告)を見に赤住に行った時千里浜を経由した。千里浜には相変わらず観光客も多く、波打ち際や海辺ではハクセキレイ以外にあまり鳥の姿は見えなかった。
浜辺の枝に止まるハクセキレイ
それでも一か所だけ波打ち際で鳥影が見える所があった。ゆっくりと近づくとチュウシャクシギとキアシシギの群であった。
波打ち際のチュウシャクシギとキアシシギの群れ
チュウシャクシギはキアシシギを気にするでもなく、波打ち際で一心不乱に餌を摂っていた。
波打ち際まで入って餌を食べるチュウシャクシギ
そうこうしている間に、何に驚いたのか一斉に飛び立って移動してしまったので自分もその場を離れ赤住に向かった。
飛び去るチュウシャクシギ
赤住ではキョウジョシギを探す傍ら目を凝らして岩礁を探すと、チュウシャクシギが単独で岩場の上にいる姿が何か所かで見られた。
岩礁で単独のチュウシャクシギ
一応満足したので帰りに河北潟干拓地に寄ってみた。畦道に何かいるのに気付き、よく見るとここにもチュウシャクシギがいた。
畦道のチュウシャクシギ
また、連休明けに金沢市郊外を通りかかった時にも田にチュウシャクシギがいた。
金沢郊外の田のチュウシャクシギ
チュウシャクシギは幅広い環境に適応して生活しているのを再認識したが、今年は河北潟のハス田へのタカブシギやアオアシシギなどのシギ類の渡来が少ないように感じている。