2月28日には春一番が吹き、3月1日には田でヒバリが縄張りを主張し始めた。心配なのは散歩道の用水路に1羽だけ残っているマガモと思われる個体である。仲間はいなくなったのに羽を傷めているらしく飛べない様子である。先日の春一番が原因かも知れない。ただ、写真がぶれるほど動けているので差し当たっての心配はないかもしれない。

用水路のマガモと思われる個体
2月18日の天気予報は芳しくなかったがアメリカヒドリ、オオハムなどを求めて海浜公園に行ってみた。かなり遠い沖合にヒドリガモらしい鳥の群れが見えたのでランダムに撮ってみたところ、幸運にもアメリカヒドリが混ざっていることが分かった。ただ、遠すぎて証拠写真にとどまり気に入らないと思っていたら、22日も上天気になったので海浜公園、金沢港、河北潟に行ってみた。
海浜公園の犀川河口では先日の波はおさまっていたがカンムリカイツブリ以外の鳥影は殆ど無かった。それでも芝生広場にはムクドリ、ツグミなどが居た。

犀川河口付近のカンムリカイツブリ


海浜公園広場のムクドリ

ツグミ
金沢港の入り口付近にも行ってみたがオオバンがいただけであった。

立派な弁足を持つオオバン
魚市場付近ではホシハジロとユリカモメを見つけることができた。

ホシハジロとユリカモメ



ユリカモメ
河北潟では、よくコウノトリがいる用水路に行ってみたところ直ぐにヒドリガモの群れの中にアメリカヒドリを見つけることができた。


用水路のアメリカヒドリ
今シーズン初めてはっきりした写真が撮れた。


悠々と泳ぐアメリカヒドリ
この1羽はしばらく悠々と泳いでいたが、他のカモが飛んだはずみで飛び立ち一緒に潟の方に飛び去った。

飛び去るアメリカヒドリ
ピントは悪いがその時の顔の緑が印象的であった。ヒドリガモが飛び去った水辺にはハシビロガモが残り、覗いてみた潟ではカンムリカイツブリが悠々と泳いだり潜ったりしていた。

ハシビロガモ

河北潟のカンムリカイツブリ
牧草地では乳牛がゆったりと草をはみ、電柱の上にはノスリやチョウゲンボウが止まり獲物を狙っていた。

河北潟牧草地の乳牛

ノスリ

チョウゲンボウ
残ったカモ達も少なくなり冬の終わりを感じた一日であったが、冒頭に書いたように10日ほど経った1昨日3月1日には気温も17℃に達し春の陽気となった。これからは暖かさ、寒さを繰り返しながら春が深まっていく。春の鳥が待ち遠しい。