野にはオオイヌノフグリが咲き田では雲雀も鳴き始め早春の雰囲気であるが、朝の冷え込みは霜が降りるほどである。

オオイヌノフグリ
我が町を流れる手取川は河内で直海谷川を支流とする。直海谷川は直ぐに手取川第3ダムで堰き止められており、堰堤の下には口直海の集落がある。ここは豊富な湧き水が流れ込み、地形、植物が変化に富みいろいろな生き物、例えばこの頃のベニマシコ、ミソサザイ、カケスなどが訪れることも多い。

口直海に流れ込む山からの湧き水
今月1日に様子を見に行ったところ、未だ雪の残る畑の隅にニホンカモシカが顔を出し此方を窺っていた。

薮からこちらを覗くニホンカモシカ
葉の落ちた柿の木でホオジロが春を宣言する一方、カシラダカも未だいた。

ホオジロ

カシラダカ
近くの直海神社の杉の木ではカケスが大きな声で鳴きながら忙しく移動したうえ、何処かへ行ってしまった。


木の枝にちらっと見えたカケス
ダムから見える白山周辺は未だ雪も多く寒々していた。

寒々としたダムと高倉山
よく見るとダムの対岸近くにはオシドリが数羽ゆったりと泳いでいた。




ダムで泳ぐオシドリ
近くの森では1羽のシメが何をするでもなく枝に止まっていた。


木の枝に止まるシメ
狭いながらも草の生えている場所では餌を探していた。


草地のシメ
江津付近で分かれる大日川を少し遡り鳥越付近まで行った。

霞に隠れた白山
ここは白山を眺めるのにいい場所である。当日は霞んで山は見えなかったが、冬の様子を残している川岸のブッシュやその奥の森でシジュウカラが活動しているのが見えた。




ブッシュのシジュウカラ
これから春の営みが見られるのを楽しみにしている。