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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

長い時雨の後でーヒシクイ

 ヒシクイは例年10月下旬には鴨池周辺に渡来する。今年も鴨池にはほぼ例年通り渡来しているようであるが、数は少ないとの情報もある。



   鴨池に渡来したヒシクイ

 私は、何回か書いたように、今冬のヒシクイの観察には失敗している。
 4日続きの時雨が上がって、12日午後は晴れ間も出たので小松方面にちらっと出かけてみた。柴山潟周辺ではコハクチョウが増え、500羽はいると思われるがヒシクイは見つけられなかった。
 そして明くる日、13日の朝刊に、11日に寺谷さんが小松でマナヅルを観察したとの記事が載った。
  寺谷さんマナヅル観察の記事

 マナヅルは私もこの春見つけ、タンチョウとマナヅルが一緒に飛んでいたことを記事にしている(2021-3-2)。
 寺谷さんの雨にも負けない努力に感服するとともに、12日には自分も小松の同じような場所にいたのにしまったと思い、志賀町へ行く予定を急遽変更し、小松、柴山潟周辺の田を丹念に観察して回ってみたが、残念ながらマナヅルを見つけることはできなかった。
 コハクチョウのいる場所を何箇所か見た時、また、コハクチョウばかりかと思いながらも、よく見ると、茶色っぽい鳥がコハクチョウと一緒に居るのを見つけた。




コハクチョウの群れに混ざるヒシクイ

 望遠で確認し、ヒシクイだ、と嬉しくなった。今冬初見である。






   コハクチョウとヒシクイ

 コハクチョウの群れの中に3羽のヒシクイがいるのをやっと見つけることができた。





       ヒシクイ 
すぐ上の写真には3羽の嘴が写っている

 さて、志賀町は、ころ柿という名称の干し柿が有名である。値段のことで恐縮であるが、市販のころ柿は1個400円以上はする。何故、志賀町へ行こうとしたかというと、12日の記事に書いたように、自分の不十分な知識で、地元の柿を剝いて作った干し柿が予期せぬほどよくできたので、調子に乗って、本場、志賀の渋柿を買い、ころ柿に挑戦しようとしたからである。
 14日には海辺のカモの様子の確認も兼ねて、志賀町方面に出かけた。訪れた宿女(やどめ)の田にもコハクチョウが20羽ほどいた。よく見ると、ここにも茶色っぽい鳥が混ざっていた。確認すると、3羽のマガンと2羽のヒシクイであった。仲良く餌を摂っていた。


   宿女のマガンとヒシクイ

 小松でもそうであったが、今年はヒシクイの大きな群れにはまだ行き当っていないが、何とか、ヒシクイの渡来を確認できた。ヒシクイは、雪の中でも大きな群れで生活する。


    雪原のヒシクイ

 今年の冬の雪はどうかなと思いながら、宿女を後にした。
志賀町で求めた柿は、渋柿なのに150円もした。でも、大きく立派なものである。家に帰って早速皮をむき、殺菌して干し柿として吊るした。ころ柿のようなものができればいいなと期待している。
     我が家の干し柿
左が今回の150円の柿、その右は50円の柿

コメント一覧

bbdupstream494
ヤマハハコさん
 コメントありがとうございます。干し柿も試してみてください。
ヤマハハコ
コハクチョウとヒシクイ、仲良くのんびりと寛いでいる様子、微笑ましいですね。
大きな干柿、成功しますように!
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