7月は雨と暑さで始まった。田ではアマサギがコサギなどと一緒に餌を摂っている。
アマサギ
コサギとともに飛び去るアマサギ
嘴、顔の周りもすっかり亜麻色で子育ても順調のようである。
繰り返しになる部分も多いが、今年のヒヨドリの巣作り、
最終産卵【6月22日】
ヒヨドリにより産まれた4つの卵
孵化【6月28日】
孵化したヒナ、3羽が確認できる
巣立ち前日【7月6日】
巣立ち前実の午後
巣立ち【7月7日】
巣立ちの朝、最後の一羽
巣立った最終ヒナ
【親鳥の見守り、誘導】
鳴き声でヒナを誘導、安全な場所に移動させる親鳥
は、カラスに気づかれることなくすべて順調に進み無事に巣立った。これからも試練はあるかもしれないが無事の成長を祈る。
この時季に楽しみなチョウがいる。大型の美しいチョウ、国蝶オオムラサキは石川県で見ることは少ない。
今年も姿を現したオオムラサキ
翅の裏は金色、表には鮮やかな紫に白や黄、赤の斑紋が散らばっている。
ここ数年、白山市木滑のある決まった場所で、3匹以下程度であるが確認を続けている。今年はどうかなと思い、先月28日雨の降り闇を縫って件の所に行ってみた。着いた時にはミドリヒョウモンとサカハチチョウが見えただけでオオムラサキは居なかった。
ミドリヒョウモン
サカハチチョウ
近くの樹液を出しているクヌギをチェックしたが、近くで翅の傷んだダイミョウセセリが見つかっただけで此処にもいなかった。
オカトラノオに止まるダイミョウセセリ
もう絶対出る頃だと思い、また、元の場所に戻ってみた。暫く待っていると、ミドリヒョウモンとじゃれあうようにオオムラサキの姿が見えた。やったぞと、慎重に飛んでいた辺りを探すと、エアコンの室外機に止まるオオムラサキを見つけることができた。
エアコンの室外機に止まるオオムラサキ
例年、コンクリート製の建物の壁面に良く止まる。なぜかは分からないが、もしかしたら若いオスが成熟のために口吻を伸ばしてミネラルを摂っているのかもしれないと思う。エルタテハなども含めてタテハチョウの仲間ではよく見られる光景でもある。今回は壁にはあまり止まらずに、エアコン回り、地面にかぶせてあるブルーシートの上がお気に入りのようであった。
ブルーシートに口吻を伸ばすオオムラサキ
見られる数は少ないが、生命を繋いでいるということは、後から羽化してくるメスとのペアが形成され、幼虫がどこかで冬を越しているはずであるが、場所については、周辺のエノキを調査してみたが、見当がついていない。
夏本番に向かう。