まだ6月になったばかりなのに庭のバラも盛りを過ぎようとしている。朝出かけた散歩道ではツバメが電線で、若いホオジロがフェンスの上で休み、梢ではカワラヒワが囀っていた。



思い思いの場所で寛ぐツバメ、ホオジロ、カワラヒワ
ハス田に出かけてみると、草むらで目つきの鋭さが印象的である2羽のキジが激しく争い、草陰では未だ若いカルガモが休んでいた。

厳しい目つきでにらみ合うキジ

草むらに隠れるカルガモ
季節を外したのか収穫はなく早めに帰宅した。
午後、寺井の海に行ってみた。浜にはハマヒルガオ、ハマボウフウが咲き、すっかり初夏の雰囲気であった。

ハマヒルガオ

ハマボウフウ
波打ち際ではシロチドリが忙しく餌を探し、夏が訪れた浜辺の自分の生活に満足しているようであった。


暖かい日差しを浴びてシロチドリ
目的はコアジサシであったが、数年前の巣作り時の強風で巣ごと吹き飛ばされて以来渡来数が減り、今年も3羽が確認できただけであった。




確認できた海上を飛ぶコアジサシ
それでも小魚を咥えてメスに与えるであろう行動をとっていたので今年も巣作りはするのであろうと少し安心した。

プレゼントを運ぶコアジサシ
其処にミサゴがやってきていきなりダイビングした。

ダイブしようとするミサゴ
なかなか飛び立てなかったが、魚を捕らえて飛びあがって旋回しながらどこかに飛んで行った。

なかなか飛び立てないミサゴ


魚を掴んで飛び去るミサゴ
家に帰って庭で散りゆくバラを眺めていたら「La Vie en rose」を思い出し、調子に乗ってワインを一杯と洒落てみた。ふと、グラスをバラの方に翳してみるとワイン越しにバラが見えた。

ワイン越しに見えるバラ
自分の人生も最後までうまく行くといいと思いながらも「酒とバラの日々」「Days of Wine and Roses」も思い出してしまった。映画のストーリーを思い出しながら別のバラを見ると、大きなスズメバチが蜜を求めているのが見えた。

バラの蜜を吸うスズメバチ
我が人生に対する警告かもしれないと、飲み過ぎてなんとなく興ざめにならないうちに1杯でやめた。