マウイ島の惨状

マウイ島の惨状
2023年 8月 8日JPEG
急速に進行する山火事が、ハワイで2番目に大きい島、マウイ島の歴史ある町ラハイナを壊滅させた。

上の画像は、Landsat 8衛星のOperational Land Imager (OLI)によって観測された、現地時間 2023年 8月 8日午後 10時 25分の火災の痕跡を示しています。住民人口約1万3000人の町ラハイナは、撮影当時、大部分が火災に見舞われているように見えた。キヘイの北西で別の大規模な火災が発生した。

この画像は、短波赤外光 (バンド 6 )の OLI 観測から構成されました。赤外線観測は、ここでは黄色で示されている活動中の火災の場所を区別するのに役立ちます。短波赤外線データは、地理的詳細を追加するために、Landsat 8 の観測に基づく自然色のモザイク画像に重ねられました。

火災はマウイ島で強風と乾燥状態が続いていた時期に発生した。国立気象局によると、2023年 8月 7日から 9日にかけて、この島では風速２０ ～ ３０メートル（台風並み) の最大突風が発生しました。島の北に強い高気圧が存在し、南にハリケーン・ドーラがあったことが、風を助長した可能性がある。米国干ばつモニターの分析によると、火災当時、島の南西部は中程度から重度の干ばつの真っただ中にあった。

マウイ郡は数百棟の建造物への被害を報告しており、ラハイナ港湾地域では広範囲に被害が発生している。8月9日も当局は捜索救助活動を続けていた。

NASA の地球応用科学 災害プログラム 領域は、ハワイ火災を支援するために活動中です。新しい情報が入手可能になると、チームはオープンアクセスの 地図ポータルに地図とデータ製品を投稿する予定です。

米国地質調査所の Landsat データを使用した、Lauren Dauphin による NASA Earth Observatory の画像。アダム・ヴォイランドによるストーリー。